【インテリア】組立家具 “Garage fantoni デスク ” 組み立て│感想【DIY】

家具

パネル式 Garage fantoni GF/GL デスク組み立て方レビュー   

 

工作部屋の模様替えを機に、少し大きなデスクを買ってみた。

 

シンプルデザインで、サイズが選べて、頑丈で、自分で組み立てられる…

という条件で選んだのがGarage×fantoni』 シリーズ。

 

©Garage fantoni

 

 

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Garage fantoni デスクについて

日本の事務機器メーカーPLUSのオフィスブランドGarage(ガラージ)がイタリアのオフィス家具メーカーfantoni(ファントーニ)とコラボしているのがGarage-fantoniシリーズ。

©Garage fantoni

 

  • シンプル&シャープなデザイン
  • パネル組み立て式(knock-down furniture)
  • 幅×奥行サイズの種類が豊富
  • 耐荷重80kgの天板(等分布)
  • スチール脚またはウッドパネル脚など選択可
  • 同デザインカラーの収納棚や机下ワゴンなどのOP有

 

メモ✐

Garageについて

PLUSのオフィス家具専門ブランド

シリーズ化された家具を展開

アソビゴコロと楽しさをプロダクト

Garage fantoni オフィスファニチャーも

 

 

Garage fantoni デスクの種類

ITALY fantoni と GARAGE fantoni

本家のfantoniが扱っているオフィス関連は多種多数。

©fantoni

 

©fantoni

©fantoni

 

PLUSはその一部(たぶんSISTEMA28シリーズ)を提携コラボして扱っている。

 

  1. デスク天板はラミネイト加工された木製合板でカラーは多数
  2. 天板のカタチは長方形のほかL型、D3型などいろいろ
  3. 脚はスチール製(GTシリーズ)または木製(GLシリーズ・GFシリーズ)など

 

©fantoni

 

詳しくは専用サイトを参照。

 

イタリア fantoniのサイトは ⇒ こちら

PLUS Garageのサイトは ⇒ こちら

 

©Garage

写真⇩ GARAGE×fantoni GF/GLシリーズのカラー展開

 

 

 

Garage fantoni デスクの組み立て

 

今回購入したのはスタンダードなウッドパネルGFシリーズの長方形デスク。

1  準備

1.開梱

商品は3つの梱包に分けられて届いた。

 

それぞれ天板と脚板と幕板に別けられている。

 

外装のビニルを切って分厚いダンボール養生を開くと、

 

木製パネルが直に入っている。中身にはビニルなど無し。

 

パネル外周にはダンボールの緩衝材が詰められている。

 

遥々イタリアからの輸入品、ダンボールだけで守れるの?と思うほど簡素。

 

でもチェックしたところ、目立つような大傷はついてなかった。

 

2.部材の確認

この品番は GF-188H

最初の2数字(18)が長さ(180cm)、後の1数字(8)が奥行き(80cm)を表しているらしい。

 

パネルの中で一番大きいのがもちろん天板で180cm×80cm、荷姿はほぼ2mある。

 

中を開けて天板を実測してみる。

 

サイズはぴったり1800×800mm、厚さ28mm。

 

体重計で計ると30.4kg。

 

次が幕板。

 

大きさは1755×370mm、厚さ18.5mm。 ※ジョイントパーツ含まず

 

重さは29.8kg。

 

そして左右で計2枚あるのが脚板。

 

大きさは675×800mm、厚さ22.5m。 ※ジョイントパーツ含まず

 

1枚で8.6kg。

 

付属している小袋は、ジョイント穴をふさぐためのリセスキャップ。

 

2  組み立て手順

1.組立説明書

製品に印刷物の組立説明書は添付されていないので、PLUSからダウンロード。

©Garage

 

説明書にはマイナス(-)ドライバーが必要とある。

 

「独自の“ロック機構”によってボルトやネジなどは不要な商品」と思っていたのだが、ロックレバーを起こす時だけマイナスドライバーが必要らしい。

©Garage

 

2.道具

用意しておく道具。

 

ロックレバーを起こす時のマイナス(-)ドライバーと角度チェックに使う指矩。

 

 

3.ジョイントの確認

ロック部分の動きを確認。

 

開梱時のパネル接合ジョイントは、写真⇩の状態になっている。

 

レバー(銀色)を起こしてアンロックする必要があるが、硬くて指で動かせない。

 

なので隙間にマイナス(-)ドライバを差し込んで、レバー(銀色)を持ち上げる。

 

レバーを起こし切ると、ジョイントピン(突起)が90度回っていることが分かる。

 

この状態にして相手パネルのジョイント穴に接合する。

 

4.配線ホール

幕板にはケーブル等を通すことができる配線孔が1つ開いている。

 

濃木目カラーには写真のような黒、白木カラーのデスクには白パーツになる。

 

プラスチック製のカバーが付属していて、開口の調節もできる。

 

開口部にはスリーブが入っているので、カバー無しのままでも見栄えは良い。

 

5.幕板と脚板 

幕板と脚板は、天地が逆さまの状態で置いてから組み合わせていく。

 

まず幕板を中央に(逆さまで)置く。

 

この時、配線ホールを右にするか左にするかを決めておく必要がある。

 

写真⇩の場合、デスクを裏返して正設置した時も配線孔は右側になる。

逆にしたい場合は、幕板を左右180度まわして、配線孔を左にしておく。

 

幕板を中央に置いたら、左右どちらか1枚の脚板を用意。

 

今回は左の脚板から作業、これも逆さまに置く。

 

1人で作業する場合は、各パネルが倒れないように何かで支える工夫が必要。

 

 

ヒント💡

床に傷をつけないよう梱包のダンボール材など利用して敷いておくと安心

 

 

写真⇩ 左パネルが脚板、右パネルが幕板

 

先ほどの要領で、ロックレバーを持ち上げて、ジョイントピンを回す。

 

ジョイント穴とジョイントピンの形が合致していることを確認。

 

幕板は重いので、脚板の方から合わせに行く方がやりやすい。

 

ピッタリ合わさったら、ロックレバーを倒し、

 

最後まで倒しきったらロック完了。

 

ジョイントは脚板の上下に2か所あるので同じ要領で。

 

左脚板の接合完了。

 

反対側も同じように組み合わせていく。

 

ロックレバーを起こして、

 

ジョイントピンを横向きに合わせる。

 

形をそろえて差し込んだら、

 

ロックレバーを倒して、ロック。

 

幕板と脚板はそれぞれ90度で組み合っているはずなので確認。

 

ジョイントしたとはいえ、90度以上にでも動いてしまう脆さがあるので注意。

 

幕板(中央)+左右の脚板が取り付けられた状態。

 

6.床保護シート

下記のような注意書きもある。

©Garage

 

床に接する足パーツなので、デスクを据えてしまってからではできない。

[幕板+脚板]が逆さまになっているこの段階で、床保護シートを貼る。

 

本当は何も組んでいない初めに済ませておく方がラクだった・・・

 

でも忘れていたのでこの時点でやる。

 

設置足パーツの大きさは、実測16.9mm×55.7mm。

 

保護フェルトシートを長56mm×幅17mmでカット。

 

足パーツの汚れを落として、

 

両面テープ貼り付け。

 

両面テープは保護シート片面についている。

 

左右4か所に貼り付け終了。

 

ちなみに保護シートには「滑るタイプ」と滑りにくいタイプ」がある。

 

デスクを動かすことがあるので、今回は「滑るタイプ」を使った。

 

滑るタイプ ⇩

 

滑りにくいタイプ ⇩

 

7.天板

1)方法の検討

最後に天板を取り付けるが、方法としては2通りある。

 

①天板を裏返して床に置き、その上に逆さまの[幕板+脚板]を乗せる

②逆さま[幕板+脚板]の天地を戻して、その上に天板を乗せる

 

組立説明書では「2人作業」が大前提のうえ①の方法で書かれている。

 

しかしできれば1人で組み立てたい。

 

ならば①か②どっちがやりやすいかを迷う。

 

①の方法について。

合計47kgの[幕板+脚板]を持ちながら天板のジョイント穴にあわせる作業になる。

幕板と脚板は結合されているとは言え、ちょっと持っただけでグラグラする。

 

接合部を壊さぬようほぼ90度を保ちつつ、天板の上に持っていってジョイント穴に合わせるなどなかなか難しそう。

どこかにぶつけてジョイントを折ってしまうのがオチ。

 

もし上手くいっても、最後に完成した80kg弱のデスクを持ち上げ天地を戻して据えなおす、という大仕事がある。

 

これを1人でするのはやっぱり難しい。

 

②の方法はどうか。

まず裏返し状態で組んだ約47kg[幕板+脚板]の天地を正常に戻す。

正規の状態にしてから約30kgの天板を乗せる。

 

①の最後で約80kgのデスクをひっくり返すよりは何とかなりそう。

[幕板+脚板]を持ち上げる際にグラグラする危険性は①も②も変わらない。

 

ということで前置きが長くなってしまったが、組立説明書とは違う方法②でいくことにした。

 

2)天板作業

まずは[幕板+脚板]を天地ひっくり返し、天板を乗せるジョイント部を上にする。

 

幕板を持ってひっくり返したのだが、接合部がグラグラで危なくてしかたなかった。

 

幕板と脚板の角度がほぼ90度かを改めて確かめる。

 

左右とも確認。

 

次は天板の準備。

 

天板の裏にはたくさんの穴が開いている。

 

全部の穴を使うわけではない。

ジョイントする部分は、脚板用に左右2か所ずつ、幕板用に中央1か所、計5か所だけ。

 

ほかにある多数の穴はオプション取り付け用らしい。

 

天板のジョイントパーツは左側に2か所

 

右側にも2か所。

 

そして中央に1か所。

 

確認したらジョイント接合の準備をする。

 

左右の脚板に2か所ずつ、計4か所あるロックレバーを起こし、

 

ジョイントピンを回しておく。

 

1つ気を付けたいのが天板を乗せるときの保護。

 

天板を持ち上げたら[幕板+脚板]の上に運び、さらに裏面の穴をジョイントピンに刺さなければならない大仕事。

約30kgを持ったままでやるのは難義すぎる。

 

なので30kg天板を持ったままでジョイント穴を合わせるようなことはしない。

1)まず[幕板+脚板]の上に天板をいったん預けるように置き、

2)少しずつずらしてジョイントピンに合わせる、という方法を採る。

 

ただそのずらす作業中、ジョイント突起が天板の裏面を傷つけてしまう怖れがある。

なので、厚手ダンボールを脚板や幕板の上に置いておき傷を防ぐ策をとる。

 

厚手のダンボールは丈夫な梱包材のモノが使える。

 

この状態にしてから天板を持つ。

 

しかし30kgは重くて大変。

 

梱包のダンボールは丈夫なので天板を乗せても潰れない。

 

さらに厚みがジョイントピンより高いので、天板の裏に傷もつくらない。

 

もう1つ、幕板の中央にもジョイント突起があるので、ここの保護も忘れず。

 

保護ダンボールの上に天板を乗せた状態。

 

そのまま、慎重に、ジョイント位置まで天板を滑らせて移動する。

 

写真⇩ 脚板にあるジョイント突起(グレー色)

 

次の作業から天板の裏に入り、天板の穴と各ジョイント部分を観察しながら作業する。

 

プラスチック突起(グレー色)が、天板の穴にはめ込まれる位置を探る。

 

傷をつけないよう、慎重に位置決め。

 

左のはめ込みに成功。

 

右もはめ込みを確認。

 

次に中央のジョイント。

 

ゆっくり浮かせて保護ダンボールを除き、穴の位置を合わせる。

 

全てのジョイント穴の位置を合わせたら、順にジョイントをロックしていく。

 

右の脚板。

 

レバーを倒してロック。

 

左の脚板。

 

レバーを倒してロック。

 

最後に中央の幕板。

 

8.完成

全行程が終了。

 

スペースを確保し、保護ダンボールなど用意しておけば作業は10分ほど。

 

(部屋が狭く写真を撮りながらだったので小一時間)

 

 

 

まとめ

1  組み立て感想

第一印象は「重たい」だった。

 

届いた梱包を室内に運び込むのにまず一苦労した。

梱包された状態はおそらく80kg超えと思われる。

 

組み立て中に裏返す(天地返し)工程があるが、壊さないか傷つけないかと神経も体力も使う。

1人で作業するのは覚悟が必要。

 

また床の養生で(一般的な普通の)5mmダンボールを敷いていたが、重さゆえにそれを貫通して床板にキズをつけてしまった。

 

パネル材の重さ甘くみてはいけない。

 

写真⇩ ダンボール1枚では床もへこむし気もへこむ😞

 

2  使用感

良いところ

  1. 謳い文句通りのシャープなデザイン
  2. 構造がシンプルで素材が丈夫な安心感
  3. 天板と幕板の間の10mm隙間にケーブルを通せる

 

良くないところ

  1. 木目はラミネート化粧なのでちょっと印刷ぽい
  2. 大きな傷はないがよく見れば角などに小傷がある
  3. 大小あわせて28個もある天板裏の不要穴がカッコ悪い

 

大事に使っていきたいこのfantoniデスク。

 

次回は、天板の保護、不要な穴塞ぎなど少し手を加えて見栄え良くしてみたい。

 

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