【DIY修理】無線マウス “Logicool MX Anywhere 2S” メンテナンス方法

修理

修理MX1600s Anywhere 2S分解│ 掃除   

 

ワイヤレス『MX1600s – Anywhere 2』の調子が悪くなった。

 

「高速スクロール」がウリのホイールが転がらず、マウスポインタもがスムーズに動かない。

 

ゴミの侵入かも?

とホイールの開口部からエアダスターで吹いてみたが改善されない・・・

 

使い慣れたこのマウスをなんとか復活させたく、思い切って分解してみることにした。

 

 

 

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MX1600s 特徴

MX1600sは幾つか使ってきたロジクール製マウスの中でもお気に入りの1つ。

 

写真⇩ 購入時のパッケージ

 

  • 高速スクロール対応ホイール
  • Bluetooth対応
  • Unifyingによるシームレスな“FLOW”ポインター移動
  • ボタン数は7つ
  • ボタンチルト機能あり
  • 縦100mm×幅62mm 重量106g
  • 完全対象形ではないが左手でも使える
  • フル充電で約70日間使用可能  …など

 

 

 

MX1600s 分解と掃除

1  マウス本体の分解

1.マウスソールと固定ネジ

マウスを裏返し、スイッチをOFFにする。

 

裏側にマウスソール(滑りやすくしているプラスチック板)が4か所ある。

両面テープで貼られているので、ピンセット等を使って端から丁寧に剥がす。

 

ソールを4枚とも剥がした様子。奥に固定ビスが見える。

 

プラス(+)ドライバーでネジを外す。

 

写真⇩ こういう場面でも活躍するのが充電式の電動ドライバー。

 

 

2.マウス本体を分割する

ネジを外せば本体は上下に分割できる。

 

前側(充電端子側)から指を入れると パカッ とカンタンに開く。

 

写真⇩ 分割した様子。

 

2  マウス内部の掃除

1.マウスホイール周りの掃除

ホイール周りがとんでもないことになっていた。

 

ホイール周りに積もった緑色のもじゃもじゃ!?

 

この色はマウスの拭き掃除に使っていたクロス(布)の色のようだ。

月に2-3回ほどホイール穴からエアダスターで掃除していたのにコノ有様。

 

これではホイールがスムーズに転がるわけがない。

 

まずは綿埃の除去、ピンセットで丁寧に取り除く。

 

2.基盤周りの掃除

綿埃は基板のあちこちにまで及んでいた。

 

しかし何処から侵入したのだろう?

侵入経路はマウスホイールのある開口部しかない。

 

マウスホイールの周りかららエアダスターで掃除していのだが、そのエアで埃を奥に散らしてしまったのかも知れない。

 

クリックボタンのスイッチ(OMRON製)のまわりにもホコリが付着していた。

 

3  マウスホイールの分解

1.マウスホイール取り外し

隅々まで掃除するため、軸受けマウント(透明)からホイールを取り外す。

 

ホイールを外さずに掃除できなくもないが、完全にキレイにするなら分解してしまうのが早道。

 

マウント部にネジなどは使われていないので、力技(手加減)で外すことになる。

といっても相手はプラスチックなのであくまで丁寧に。

 

プラスチックの弾性を見ながらニードル・プライヤ等で支点部を広げ、ホイールを外す。

ホイール軸にも綿埃が絡まっているのが見える。

 

 

写真⇩ 手前側にホイールを傾け、向こう側の軸から外すと割と簡単にできる。

 

4  マウスホイールの掃除

1.マウスホイール回転軸の掃除

埃は回転軸はもちろん、ホイール内部(黒い部分)にも入り込んでいる。

 

ピンセットで摘まんだり、綿棒等にクリーナーを染み込ませて拭き取ったりする。

 

写真⇩ マウント(透明プラスチック)の内側も丁寧に掃除。

 

2.基盤裏側の掃除

基板の裏側にはレーザーセンサー部分がある。

 

その辺りも分解掃除しようと思ったが、Li-Po電池も外してホイールマウント自体も根元から外してバラバラ状態にしなければならないので、ここは分解をあきらめた。

 

覗く限りこの基板の裏に埃は回り込んでいない様子だったので、エアダスターをしっかり噴射するだけにとどめた。

 

3.バランスとオモリ

1)ホイールの重さ

分解ついでに、高速スクロールするホイールの重さを計ってみた。

 

フリースピン時に慣性で回り続けるため、ある程度の重さを持たせてある。

結果は約 7gだった。

 

重さも大事だが、もう1つ気にすべきなのはそのバランス。

 

回転の動的バランスがとれていないと気持ちのいいフリースピンが持続しない。

しかし、このホイールはあまり精度がいいい部品とは言えない。

 

バランスが悪いために、ホイール外周に重い側と軽い側ができてしまう。

フリー状態にすると重たい方が下に回って動いてしまうことが多々あるのだ。

「フリースピン後にスクロール(マウスカーソル)が動くことある」という現象の理由である。

 

この動的バランスをとるのはシビアな調整が必要で、素人ではなかなか難しい。

オプションパーツでもいいので、ハンドスピナーの如く“超ロング回転仕様ホイール”が是非とも欲しいところ。

 

2)バランスウエイトの重さ

上蓋の裏側には金属製の板がネジ止めされている。

 

バランスのためのオモリなのか判らないが、これが結構な重さがある。

 

ネジをゆるめて計ってみると約 15g。

 

全重が 106gだから、このオモリで14%を占めている。

 

はたしてこんなに必要?

 

これを外してしまえばマウスの全重を 91gに軽量化することもできるので、持ち重り感が気になる場合は外してしまうのも一案。

 

5  回転軸へのグリスアップ

ここからは回転部のメンテナンス。

 

あまり精度のいいホイール部品ではないので大きな期待はできないが、それでも少しでもロングスピンするホイールにしておきたい。

 

そこで回転軸にグリスアップすることにした。

 

もちろん、電子回路のあるマウス内部にグリスなど塗ってはいけないかも知れない。

しかし何も対策されていない軸部分を見てしまうと、どうにも気になって仕方がない。

 

使用するのは、プラスチック回転部分に最適な TAMIYAのフッ素グリス。

低粘度、高潤滑で、極薄塗りでも効果◎とされるもの。

 

塗り過ぎは埃を誘着させてしまうのでNG。

 

なのでほんの少し、極々少量をホイールマウントの軸受け穴に塗っておいた。

 

 

MX1600s 組立

1  マウスホイールの組み立て

1.ホイールの装着

外した手順と逆の方法で、ホイールをマウントに戻す。

 

ここでもマウント(透明プラスチック)を傷付けないよう慎重に。

 

2.マウスホイールの回転確認

きとんと回転するか確認する。

 

回転持続時間を計ってみた。

 

指で一気に弾く様に回転させた時の持続時間は約8秒、

エアダスターのノズルを直射し高速回転させた時の持続時間は約 25秒。

 

ほぼ新品状態の回転に戻った。

※グリス塗りはあくまで自己責任

 

2  マウス本体の組み立て

1.ネジ止め

元通りに4本のネジを締めていく。

 

ここでも電動ドライバーを使うが、締める時は注意が必要。

締め込み最後まで電動の力で回すと、モータートルクでほぼ確実にネジ穴をつぶす。

 

なので電動の使用は途中まで、あとは手で締めるようにする。

 

2.マウスソール貼り

マウスソール(黒いプラスチック滑り板)を元の位置に貼り戻す。

 

一応、これでマウスの掃除は完了。

 

3  マウスソールの交換

しかしこのマウスソール、材質のせいだろうが一度剥がしてしまうと折りジワのような跡がついてしまい、貼り戻してもすごくカッコ悪い。

 

それに数か月も使っていれば傷もついて、新品のような滑りではなくなっているはず。

 

そこで、マウスソールを新品に交換することにした。

 

こういう痒い所に手が届くようなパーツが売られているのはありがたい。

 

写真⇩ Pinzvという中華メーカー製のマウスソール。

 

純正ソールを剥がし、同じように新ソールを貼りつける。

 

写真⇩ 中央が新しく用意したマウスソール。右が今まで使っていたモノ。

 

初見の材質は見た目も触り心地(滑り感)も純正と変わらない。

 

サイズも厚み一緒なので、ピタリと収まった。

 

 

 

 

まとめ

マウスは手で触りまくるツールなので、定期的な掃除は必ず必要。

汚れは表面だけでなく、隙間から埃やゴミが内部にけっこう侵入してしまっているのがよく判った。

 

分解してしまうとメーカー保証の対象外になってしまうので、保証期間中のマウスは外部からの掃除に留めるべきかもしれない。

でも保証期間を過ぎてたらそれも気にしなくていい。

 

「ホイールの回転が悪い」「カーソルの動きが変」等の症状が出た時はまず掃除。

 

すぐに買い替えるのではなく、試しに分解してみれば案外簡単に直せたりする。

 

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