ワイヤレス│親機&子機『CITIZEN THM527 温湿度計』開封│レビュー
健康管理ヘルスケア家電の第二段。
今回はCITIZEN(シチズンシステムズ)の『マルチチャンネル温湿度計 THM527』。

©CITIZEN
CITIZEN THM527 概要
1 特徴
- 離れた場所2か所の温度・湿度をモニタリング
- 本体親機と子機センサー2台で最大3か所マルチチャンネル対応
- 4段階の簡易熱中症指標表示付き
- 最高max最低min 温度メモリー
- 屋内・屋外でも約50mまで受信可能
- 子機は防滴仕様(IPX3)
- 温度表示:-30.0℃~+ 60.0℃
- 湿度表示:20%~90 %
- 親機子機とも乾電池式
2 仕様

©CITIZEN
CITIZEN THM527 概観
1 開封
1.パッケージ
横164×縦154×厚75mm。


2.内容
開封。

左上から、
親機(モニタ)、子機温湿度計、取扱説明書、乾電池7本(も入っている)。

3.各部名称
シチズンの取扱説明書(pdf)から。
親機(モニタ)について。

©CITIZEN
子機(センサー)について。

©CITIZEN
4.取扱説明書
148×106mm、38ページの小冊子。


2 外観
1.親機
正方形に近い四角い本体。

液晶は非タッチパネル、操作できるのは右枠にある[ MAX│MIN ]ボタンのみ。

サイドにはセンサー用と想われるスリット。

裏面には電池ボックス。

立掛けスタンドも収納されている。

下部の穴にスティックを挿すと、

約75度で立てることができる。

2.子機センサー
正面には温度↔湿度を交互表示する小っさい窓、操作ボタンなど無し。

裏面には電池ボックス。

下部のスリットが温湿度センサーとのこと。


©CITIZEN
上部は背面の角がカットされたデザイン。

3 サイズと重さ
1.親機
横148×縦140mm。

厚さは26mm(突起含む)。

液晶画面の大きさは(約)横100×縦92mm。

重さは223.5g。

単三乾電池4本を含めると311.5g。

2.子機
横66×縦120mm。

厚さ22mm。

重さは91g。

単三乾電池3本を含めると156.5g。

CITIZEN THM527 使い方
1 電池ボックス
1.親機
電池蓋にビスなどは無し、指を掛ける部分があるので外すのはカンタン。

単三乾電池は4本必要、防水パッキンなどはない。

2.子機
子機は防滴仕様になっているため、電池ボックスの開閉にロック機構が付いている。

スライドロックのレバーを左にずらして解除。

電池ボックス周りにパッキンがある。

2 電池と同期
親機・子機ともにON/OFFスイッチは無く、電池を入れれば即オンになる。
出荷時には同期されていないが、親機・子機の電池を入れれば勝手に同期する仕様。
①まず親機に付属の電池(アルカリ単三)を4本入れる。

電池を入れた直後は全表示。

②約5秒後、親機モニタ(上段)に温度│湿度が表示される。

※子機がまだ同期されていないので表示は「ーー」のまま
③子機にも付属の電池(アルカリ単三)を3本入れる。

電池を入れた直後は子機も全表示。

④数秒後に子機が温度↔湿度の交互表示を始める。

⑤そのまま待つとおよそ10秒で自動的に同期が完了し、画面下段に子機の温度│湿度が表示される。

※セット付属の子機はデフォ状態で「No.1」と表示されている
CITIZEN THM527 親機と子機の増設
1 マルチチャンネルの概要
THM527は親機1台と子機1台が1組だけの基本セット。
これに子機をもう1台追加したり、親機を1台追加したりして下図のようにを組むことが可能。

©CITIZEN
また子機3台にして複数の親機でダブらせてリンクさせることもできるそう。

©CITIZEN
ただし、「親機1台に子機2台まで」という縛りは避けられない。
2 マルチチャンネルの活用
さて何を何台追加するか、を検討。
1⃣ 当面、離れに設置する子機は2台だけあれば十分。
2⃣ 部屋の温湿度計として、モニタ付き親機はもう1台はほしい。
ということでまずは親機と子機それぞれ1台を追加して、親機2台+子機2台のシステムを組むことにした。
3 準備
追加の子機1台と親機1台を別途用意。

別売されている親機の単品 MU-THM527。

内容はセット品のTHM527と同じ(もちろん子機は無し)。

別売されている子機の単品 TR-THM527。

こちらも同じで取扱説明書は共通のものが同梱されている。

4 増設
モノは揃ったので、次は増設の設定。
取扱説明書を読む限り、どちらから同期を始めてもよさそうだったが、自分的に子機からの方が判りやすそうなので初めに子機の追加設定から行った。
1.子機の増設
まず取説の手順を見る。

©CITIZEN
①親機(セット品の1台め)のリンクボタンを3秒以上押す。

②追加する子機(2台め)の電池ボックス内にあるチャンネルスイッチを[ 2 ]にする。
③その後でアルカリ乾電池を入れる。

※THM527セットの子機(1台め)はデフォでチャンネル[1]になっているのでこちらは[2]
④電池を入れて数秒後、2台めの子機がNo.2としての温度↔湿度の交互表示を始める。

⑤そのまま待つとおよそ10秒でリンクが完了し、画面下段に子機1と子機2が交互に表示される。

※子機No.1とNo.2の温度/湿度は約3秒ごとに交互表示される(同時表示は不可)
2.親機の増設
まず取説の手順を見る。

©CITIZEN
①追加する親機(2台め)の電池を入れる。

②5分以内にセットの親機(1台め)のリセットボタンを押す。

③つづけて子機No.1とNo.2のリセットボタンを押す。

④およそ10秒で同期が完了、2台の親機それぞれの画面下段に子機No1とNo.2の温度│湿度が表示される。

3.測定の時差
取説によれば周囲環境に馴染むまで約75分はかかると書かれている。
つまり電池を入れてすぐには温度や湿度が各機で揃わないこともあるということ。

©CITIZEN
75分以上とあるので念のため2時間以上放置しておいた。
結果、子機2台の温度↔湿度はほぼ同じになった。

親機の方は若干の差はある(許容範囲)。

5 5+2構成
その後、外部設置の子機は2台のまま、親機を計5台に増やしてみた。

増設の手順は上記の通りなので省略。

親機も子機も裏返し、リセットボタンを押しまくってセッティング。


6 測定誤差について
仕様書によれば、温度の誤差は±1℃(0.1~39.9°)湿度の誤差は±5%(31~80%)とある。

©CITIZEN
実際、個体差はどのくらいなのか24時間以上は放置して親機5台の温度│湿度を比べてみた。
結果は以下の通り。
温度の最低値が28.2℃、最高値が28.5℃、5台中の差は「0.3℃」。
湿度の最低値が44%、最高値が46%、5台中の差は「4.5%」(4÷44)。

どちらも許容誤差の範囲にあった・・・が
全て同じ部屋に置くことはないとしても、微妙に温度・湿度が違って表示されるのはやっぱり気になる。
7 アラートランプ
親機モニタには熱中症対策として「簡易熱中症指標」のアラート表示が備わっている。
- 4段階の指標でお知らせ(※1)
- 親機で子機の指標も表示
- 危険に該当するときは光ってお知らせ …取説引用

©CITIZEN
| WBGT | 温度基準 | 注意事項 |
| 危険 | 31℃以上 | 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい 外出はなるべき避け涼しい室内に移動する |
| 厳重警戒 | 28℃以上 31℃未満 | 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する
|
| 警戒 | 25℃以上 28℃未満 | 運動や激しい作業をする際は定期的に十分な休憩を取り入れる
|
| 注意 | 25℃未満 | 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険視絵がある |
【WBGT】 Wet Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度
本機THM527は、危険レベル(温度31℃以上)のときアラートランプが点灯するとのことなので、実際に夏の室内に置いて“アラートランプ”の動作具合を確かめてみた。
室温も外気温も31℃を超えている環境下でクーラーを止めて実験。
結果、親機(上 LED)も子機(下 LED)もアラートランプがしっかり光った。

明るい室内でも赤LEDの視認性はまずまず。
暗い部屋だとさらに妖しく赤光る。

まとめ
良いところ・良くないところ
- 最大約30m離れた場所の温湿度を知ることができる◎
- モニタ画面が大きめで数字も見やすい◎
- 危険アラート表示がひと目で判りやすい◎
- 子機の追加など設定操作は割とカンタン〇
- モニタ画面がバックライト式じゃなく見え難い場所あり△
- 最高温度と最低温度が記録される〇
- しかし時計機能がない(最高・最低温度の時間が不明)×
- マルチチャンネルに追加できる子機は2台まで××
- 複数のモニタ親機を同期できない××
- モニタ画面で子機2台の温湿度が同時表示できない(3秒毎交互のみ)××
- 子機の表示窓が小さすぎる×
- そのうえ温度↔湿度が同時表示されず確認しにくい××
- 親機の1本足スタンドが不安定×
まとめ感想
親機モニタ1台+子機2台くらいの環境なら手軽に導入しやすいワイヤレス温湿度計。
設定はラクだし、画面は見やすいし、他機種と並べても誤差が少なく良い商品だと思う。
でも残念なところもあって、それはマルチチャンネルを謳ってるのに拡張性が弱い点。
例えば1つめ、子機が2台までという制限。
ガレージだったり物置だったりベランダだったり・・・
「防滴仕様の子機をおきたい」場所が数か所というケースもあると思われる。
2つめ、親機同士の同期ができないこと。
親機と親機が同期接続できれば、他部屋の親機の温度・湿度をどの部屋からも見られる。
そこに子機も加えれば、どの親機からでも全ての測定値を見ることができて、まさにマルチチャンネルな環境になる。
さらにはネットワーク接続にも期待。
3つめ、時計機能がないこと。
最高温度・最低温度が記録されるのは何気に便利。
なのに時計機能がないので、その時刻を知ることができない。
よくを言えば『タニタTT-580』のような気温変化グラフ表示もできたら最強だと思う。
電池の寿命
良くも悪くも言いながら、数台導入したシチズンの温湿度計はずっと活用させてもらっている。
使い始めてまだ約5か月半なのだが、画面が薄くなり🔋マークが点灯した。

製品仕様書によれば、電池寿命は親機・子機とも約1年とあるが、「付属の電池はモニター用ですので所定の電池寿命を満たさない場合があります」とも書かれている。
付属の電池だから仕方ないのか・・・
新しくPanasonicのエボルタNEOに入れ替えた。
1年~持ってくれるのか、気になるところ。






