【撮影機器】 GoPro公式│外部電源 & リモコン “VOLTA” 使い方│感想

機器

バッテリー内臓グリップGoPro VOLTA開封│レビュー  

 

モバイルバッテリ+Bluetooth+三脚&グリップ、

三役一体の3in1? いや4in1の公式アクセサリーVOLTAを試す。

 

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VOLTA 特徴

主な特徴は以下の通り。

 

  • 内蔵バッテリー(4900mAh)によって5.3K/30動画を4時間以上撮影可能
  • 片手操作できるボタン搭載
  • 手持ちグリップにも三脚にもなる
  • Bluetoothにて最大30m離れた遠隔操作が可能
  • 全天候型デザイン
  • バッテリー残量とカメラモードを示すインジケータを搭載
  • グリップサイドに収納式マウントフィンガー搭載

※GoPro公式より抜粋

 

 

VOLTA 準備

1  開封

外箱パッケージの大きさは(約) 横159×縦185×厚66mm。

 

 

内容は左から、

VOLTA本体、USBパススルードア、サムスクリュー、USB-A↔Cケーブル。

 

1)USB-Cパススルードア

付属品の中で、VOLTA専用の重要パーツが ”USB パススルードア”。

 

全天候(防雨?)仕様のため、USBの挿入部分が分厚くなっている。

 

ちなみに、厚みは10.5mm。

 

対して、元のバッテリードアの厚みは約4mmなので、6mm大きい。

 

並べて比較。

 

2)USBケーブル

付属品のUSBケーブルは、USB-A↔USB-Type C。

 

長さはケーブル部分のみで約38cm。

 

3)取扱説明書

メーカー直販なので?日本語表記のない取扱説明書。

 

安全上の注意事項だけは日本語あり。

 

2  外観

操作系ボタンがある正面。

 

反対側。

 

操作ボタン。

 

 

グリップ上部のマウントフィンガー。

 

360°回転できる仕様で、90°ごとに固定されるノッチあり。

 

グリップサイドにある、もう1つのマウントフィンガー(アクセサリー用)。

 

通常は収納されていて、ボタンを押すと飛び出す仕掛け。

 

ロックがかかるので、収納する時は再びボタンを押して折りたたむ。

 

グリップエンドには三脚用の1/4インチネジ穴がある。

 

ストラップも初めから装着されている。

 

2本の脚を広げると、ミニ三脚になる。

 

脚は2本だけなので、本体を傾けた格好で立てることになる。

 

三脚を開いた奥に、〶技適マークやEACマークなどの表示。

 

入力5V/3A、出力5V/2.4A、電池容量4900mAhなどの表示もある。

 

3  サイズ

長さは(約)162mm。

※マウントフィンガー含まず

 

太さ厚みは(約)44mm×34mm。

 

三脚展開時の面積は(約)105mm×138mm

 

重さは233.5g。

 

HERO10本体と標準の充電バッテリーまで含めると、合計398gになる。

 

4  充電方法

右サイドにあるゴム製ドアを開けると、USB Type-Cの充電ポートがある。

 

このポートをからSuper Chargerなど充電器につなぐ。

 

充電が始まると、経過を知らせるLEDインジケータ(白色)が点滅を始める。

 

LEDインジケータが 点滅する数 で充電状況が判る。

 

バッテリーステイタス

  1つ ・・・ 1-20%

  2つ 〇〇  ・・・21-40%

  3つ 〇〇〇 ・・・ 41-60%

  4つ 〇〇〇〇 ・・・ 61-80%

  5つ 〇〇〇〇〇 ・・・ 81-99%

 

満充電になると、5つ全てのインジケータが”点灯”する。

 

※実際の充電時間については後日検証 ➡ 『”VOLTA” 撮影時間 │充電時間

 

 

VOLTA 使い方

1  準備

1)USB-Cパススルードア

元のバッテリードアを外して、VOLTA用バッテリードアを取り付ける。

 

VOLTA側のUSB-C端子も、このパススルー開口に合わせた特殊な形状をしている。

 

この組み合わせによって、全天候対応=防雨仕様になるとのこと。

 

2)マウント

VOLTAHERO10を取り付ける。

 

サムスクリューで固定する方法は他のアクセサリーと同じ。

 

VOLTAを外部電源としてつなぎたい場合は、USBケーブルをHERO10に挿入する。

 

👉メモ

無線(Bluetooth)でリンクさせたい場合は、このUSB端子は挿さないでおく

 

3)スイベル&ティルト

VOLTAのフィンガーマウント部分は回転させることができる。

 

右に90度まわした様子。

 

180度まわした様子。

 

さらに回すことも出来るが、USBケーブルに負荷がかかるのでNG。

 

逆方向、左から90度まわせばOK。

 

このままVOLTAを三脚にすると、斜めに傾いた状態になる。

 

マウントを回しサムスクリューでティルト調整すれば真っすぐに向けられる。

 

2  有線接続

1)VOLTA内臓バッテリー

VOLTAHERO10カメラをUSBケーブルで接続すると、VOLTAは”外部電源”となってカメラ側に電源供給をする。

 

つまりカメラ側にバッテリーは必要ない。

 

USBケーブルでつながれるとVOLTAは自動的にカメラを認識し、同時にバッテリー残量をインジケータLED(白色)で表示。

 

HERO10はスタンバイ状態になる。

 

写真⇩ LED3つ点灯なので残量41~60%の目安   ※上記【バッテリーステイタス】

 

ちなみに、VOLTA内臓バッテリー電池残量が1%以下だと赤色LEDが1つ点滅する。

 

2)接続の方法

初回のみ、HERO10カメラを認識させる操作が必要。

 

まずはVOLTA側のシャッターボタンから始める。

もちろんUSBケーブルを接続したままで。

 

シャッターボタンを押すと、自動的に接続設定が始まる。 ※初回のみ

 

HERO10スクリーンで「VOLTAを更新中…」と表示された後「電源オフ」になり、

 

自動的に再起動して「セットアップの完了」となる。

 

OKをタップするとHERO10が電源オンの状態となる。

 

電源オフはVOLTAのMODEボタンまたはHERO10のMODEボタンを長押しする。

 

3  無線接続

1)HERO10用リチウムイオンバッテリー

無線(Bluetooth)接続をする場合は、HERO10側にバッテリーが必要。

 

USB-Cケーブルを抜き、HERO10にバッテリーを挿入。

 

Bluetoothしたい場合はUSBケーブルを必ず抜いておく

 

挿したままだとUSB接続が優先されてしまう。

 

2)リンクの方法

手順① HERO10カメラ側の操作から。

 

HERO10の電源/MODEボタンを押す。

 

HERO10が起動したらスクリーンを⇩⇦にスワイプして「接続設定」画面に入る。

 

「デバイスを接続」をタップして、

 

「VOLTA」があることを確認しておく。

 

👉メモ・・・HERO10のアップデートをしていないと表示が出ないので注意

 

 

手順② 次はVOLTA側の操作。

 

VOLTAのBluetoothボタンを4秒以上押すと、

 

LEDインジケータの中央1つが青色に点灯する。

 

青色LEDが点灯している間に、HERO10スクリーンの「VOLTA」をタップ。

 

すぐに「正常に接続しました」と表示されて、Bluetoothペアリング完了。

 

HERO10は電源オンで初期画面になる。

 

電源をオフにする時はVOLTAのMODEボタンを長押しする。

 

電源が落ちる。

 

3)遠隔操作

Bluetoothを利用して、VOLTAで遠隔操作してみる。

 

HERO10カメラは電源オフ状態。

 

VOLTAのMODE/電源ボタンを短押しすると、約4秒でHERO10が起動する。

 

MODE/電源ボタンを長押しすると、

 

約2秒でHERO10の電源はオフとなる。

 

ちなみに。

 

VOLTAを充電しながらHERO10を無線コントロールすることは不可だった。

 

4  撮影操作

1)撮影モード

撮影モードを切り替えたい時は、VOLTAのMODEボタンを押す。

 

写真⇩ MODEを「写真」にした例

 

LEDステータスインジケータも「写真」が点灯する。

 

写真⇩ MODEを「タイムラプス」にした例

 

LEDステータスインジケータも「ラプス⏱」が点灯する。

 

2)シャッター

撮影スタートはVOLTAのシャッターボタンで操作。

 

写真⇩ ビデオモードの例

 

1回押すと撮影がスタートして、ステータスインジケータも赤色になる。

 

もう一度シャッターボタンを押すと撮影が終了し、インジケータも白色に戻る。

 

3)電源オフ

HERO10カメラの電源を落とす時は、VOLTAのMODE/電源ボタンを長押しする。

 

4)USB接続時の動作

充電時について

HERO10カメラの中にリチウムイオンバッテリーが挿入されていて、

なおかつ、

USBケーブルでVOLTAHERO10が接続されている状態の時。

 

注意することが1つ!

 

HERO10の電源をオフにすると、同時に、HERO10内のリチウムイオンバッテリーへの充電が始まる仕様になっている。

 

これはVOLTAが外部電源として認識されているため。

 

VOLTAHERO10のどのボタンを操作しても充電は中止出来ない模様。

 

もし勝手に充電してほしくない場合は、USBケーブルを抜くしかない。

 

撮影時について

HERO10内にリチウムイオンバッテリーがある状態で、VOLTAをつなぎ撮影。

 

撮影中にHERO10のバッテリーを抜いても電源が落ちることなく撮影を続行。

(スクリーン上は「電源なし」と表示が変わる)

 

これもVOLTAが外部電源として認識されているため。

  

 

 

 

まとめ

使用感

1.良いところ

手持ちグリップ、三脚、外部バッテリー、リモコンの4役はやっぱり便利。

バラバラに持っていたアクセサリーが減らせるのはとてもラク。

 

  1. 全長約162mmで小型
  2. 3-wayグリップ(244g)より軽い234g
  3. 全天候バッテリードアで雨の日でもOK
  4. スイベル機構のマウント
  5. 標準バッテリー実測30~35分にくらべ約4倍の撮影時間→ 交換の手間も減
  6. 外部電源として使えばGoProの熱暴走シャットダウンを幾らか防げる

 

2.良くないところ

良くない、というよりさらに改良をしてほしい部分もある。

最大の弱点は防水じゃないところ。

 

  1. カメラ同様の10m防水ではないので水中や水面での使用は不可
  2. リモコン状態のVOLTAはUSB端子が丸出しで水や埃に弱い
  3. SHORTYや3-wayのようにセルフィースティックにできない
  4. 無線リモコンとして持つにはやっぱり重い→ REMOTEに軍配
  5. バッテリー残量がLED点灯のみで判りにくい→ デジタル表示が望ましい
  6. 価格が高め

 

まとめ感想

数ある公式アクセサリーの中で、かなり多機能に使えるVOLTA

『モバイルバッテリー内臓のグリップ』という位置でも唯一無二。

 

ただ”遠隔リモコン”としてだけ見ると非防水ゆえにちょっと不利。

無線リモコンとしてなら、手のひらにすっぽり入るサイズで5m防水の『THE REMOTE』の方が使いやすいかも。

 

価格が高めなのがネックだけど、余裕が有れば持っていたい最強モバイルツールなのは確かだった。

 

 

次回は『VOLTA 連続使用時間と充電時間』についてレポート。

 

 

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