【カメラ】屋外カメラ&モニター “Panasonic VL-CV100K” 設置編 #1【防犯】

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Panasonic 屋外カメラ VL-CV100K セット #1 親機モニタの設置例  

  

“Panasonic VL-CV100K”基本編 のつづき。

 

前回は箱出しから基本の設定~屋外カメラの追加設定までを行った。

 

今回はDIY設置工事のパート1『親機モニタの取り付け』

 

 

 

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モニタの設置

1  取付位置

1.条件

モニタ親機を設置する場所についての条件。

  • 各カメラとの間に電波干渉が少ないこと
  • 確認と操作がしやすい高さであること
  • 有線LANケーブルを配線できること
  • 100Vコンセントがあること
  • 光などが反射せず画面が見やすい場所であること  …など

 

2.優先事項

優先事項の1つめ。

 

なるべく「ホームゲートウエイ/ルーターに近い」位置にする。

 

モニタは通信や操作の親機となるため、電源コードだけでなくLANケーブル配線伴う。

しかしLANケーブルや電源コードがゾロゾロを壁や床を這いまわっていては見苦しい。

なので目立たない配線ができるような場所を選ぶのがよい。

 

優先事項の2つめ。

 

電波障害に注意する。

 

Wi-Fi(2.4GHz)でカメラと接続するため、設置場所や距離で電波状況が変わる。

電波障害にも注意するようにと取説にも書かれている。

 

こればかりは配置してみないと判らないので、実際にその場所に仮置きしてテストするしかない。

 

もしも電波環境が悪い場合は中継器を検討しなければならないが、機器代も電気代も上乗せになるので、できれば避けたいところ。

 

©Panasonic

 

2  取付工事

1.準備

1)位置決め

屋外カメラ用モニタの位置は“ドアホン親機”の左隣に配置することにした。

 

この場所を選んだ理由は「モニタが並びで見やすいこと」「裏の配線がしやすいこと」。

 

後からの設置なので壁には埋込ボックス等の用意がない。

 

しかし、床や壁を這うようにコードやケーブルをゾロゾロさせるのは避けたい。

 

配線類の露出をどう最小限に抑えるか?

 

が悩みどころだったのだが、隣のドアホン親機には埋込配線があるはずで、その経路を利用すればで壁内に配線できそうなことに気づいた。

 

そこで古い写真を引っ張り出し、壁裏の空間や配線できそうなルートを検討した。

 

2)モニタ側の固定

親機モニタの裏には“壁固定用の穴”があるので、この2穴で壁に設置する。

©Panasonic

 

穴の直径は約5.0mm、径4.0~4.5mmあたりのビスが使用できる。

 

3)壁側の固定

家の壁中には裏打ちなど補強材は入っていない。

 

親機モニタの壁への固定をどうするか?

 

石膏ボード壁に直接ビスや木ネジを締めるわけにはいかないので悩んだが、Amazonで“石こうボード専用ネジロック”なる製品を見つけた。

 

セット内容はこちら。

 

プラ製の石膏ボード用アンカーや、ボードに開けた孔を固めて補強できる薬液が入っている。

 

これが主体となる樹脂製のボードアンカー。

 

アンカーのツバ部分は径14mm。

 

ねじ込む部分は最大12mm。

 

ビス穴側の内径は3.5mm。

 

親機の取付穴とボードアンカーの内径を踏まえて、径3.8mmの木ネジを用意した。

 

付属していた“全ネジ”を使わない理由は、モニタ取付穴をなるべく傷つけたくなかったから。

 

2.ボードアンカー工事

①穴あけ位置をマーキングする。

 

隣のドアホン親機の中心線と高さを揃える計画なので、まずはセンターラインを引いた。

 

ドアホン親機との間隔は4cmになる位置。

 

それ以上広げると電源コードが垂れて目立つし、狭いとLANコネクタなどの抜き差しができないので、カメラ親機モニタ右側にアクセスできる最小限の距離を見込んだ。

 

②ドリル刃を2本用意、下穴用の3.5mmと本穴用の7.5mm。

 

③石膏ボード壁に下穴を開ける。

 

2孔の間隔は111mm、間違えていないか確認。

 

④続いて本穴7.5mmを穴あけ。

 

⑤2か所めも同様に穴あけ。

 

⑥穴あけクズを除去。

 

補強薬液で削りクズが固まらないようにする処置。

 

⑦補強薬剤とアンカーを用意。

 

「薬液は3~4回にわけて」「10分以内にアンカー取り付け」などの手順を確認。

 

⑧念のため壁面を防汚養生。

 

⑨薬液を塗る。

 

付属の綿棒で穴の内側の全周にたっぷり塗る。

 

はみ出た薬液は固まる前に拭き掃除

 

乾く前に養生マスキングテープはすぐ剥がす。

 

⑩10分以内にアンカーを締めこむ。

 

使用するのはプラス(+)ドライバー。

 

締めこみ過ぎないように、石膏ボード表面で止める。

 

一応、アンカー孔の間隔をチェック。

 

90分以上放置とあるが、次の工程まで24時間を空けた。

 

 

3.親機モニタの設置

木ネジを用意。

 

径3.8mm×長さ20mmの半ネジ。

 

 

②親機の取付穴を確認。

 

モニタ固定穴の厚みは2.5mmほど、木ネジのネジ無し部分を引っかける。

 

③木ネジにマーキング。

 

木ネジの頭が壁面から3.0mmくらい出るようにするための目安ライン。

 

④木ネジの締め込み。

 

ボードアンカーの内穴に木ネジを捩じ入れる。

 

マーキングを目安に壁面から3.0mmほどで止める。

 

⑤水平を確認。

 

薬液で固めた石膏ボードアンカーは強硬なので今さら動かせないが、一応レベルを確認。

(もしも水平でない場合、低い方の木ネジに何か挟むなどして調整)

 

⑥親機モニタを設置する。

 

大丈夫のようなので親機モニタを木ネジに引っかけるように取り付ける。

 

壁面にピタリと収まった。

 

⑦設置完了。

 

 

4.配線

1)ACアダプタ側

①ホームゲートウェイ/無線LANルータ周りのコンセントプレートを外す。

 

②LANケーブルを用意。

 

取り回しを考えCat6Aのフラットタイプにした。

 

③いったん外した親機モニタも用意。

 

④コンセントプレートの空きスペース(通線ガイド)を利用して壁内に通線。

 

⑤LANケーブルと電源コードを通線ガイドに通す。

 

⑥断線がないか親機モニタの動作確認しておく。

 

⑦外したコンセントプレートを復帰。

 

⑧ACアダプタをコンセントの定位置に。

 

2)親機モニタ側

①無線LANルータ側から来るLANケーブル&電源コードを壁内から引き出す。

 

壁内や電線管にコード類を通す時は、配線通しワイヤーなどを使う。

 

②カメラ用モニタ親機に届く長さを確認。

 

③ドアホン親機を元に戻す。

 

ドアホン親機の下部には幸いにも隙間があるので、この隙間からコード1本+LANケーブル1本くらいは余裕で引き出せる。

 

④電源コードとLANケーブルをカメラ親機モニタに接続する。

 

ドアホン親機の下から側面に電源コード&LANケーブルを渡し、

 

⑤余分な弛みを隣のドアホン親機の裏に隠すようにして配線は終了。

 

 

5.保護

1)液晶画面の保護

親機モニタの画面はタッチパネル。

 

操作頻度が多く。いずれ傷が付いてくるので液晶保護フィルムを貼っておく。

 

モニタ画面のガラス部分の大きさは194mm×127mm。

 

現状ではこれにピッタリのフィルムが見つからないのでPDA工房でオーダーメイドした。

 

正確に127mm×194mmで作ってもらえた。

 

PDA工房オリジナル保護フィルムのオーダーサイトは ⇒ こちら

 

2)壁の保護

親機モニタはタッチパネル操作が多く、画面だけでなく壁面にも圧力がかかり傷が付きやすい。

 

そこでモニタ背面にクッション材を貼り、壁面も保護しておく。

 

使ったのは厚さ2mmの白色スポンジテープ。

 

親機モニタの背面に貼る2本をカット。

 

全周に貼らなくても2辺でたぶんOK。

 

microSDカードへのアクセスも問題なし。

 

およそ2mmの厚さ分、木ネジの頭出しを調整。

 

クッションスポンジを挟んでしっかり固定された。

 

水平もバッチリ。

 

 


 

次回 Panasonic 屋外カメラ VL-CV100K セット』設置方法  #2 屋外カメラ編 へつづく。

 

 

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