LED調光『月球儀ランプ』吊下げタイプ
前回からのつづき。
数ある月形のLEDランプの中から、「月球儀ぽい」「リモコン付き」「コードレス」という条件で選んだ3つ月形ランプ。
- TOOGE 15cm ポータブルタイプ 2色
- DTOETKD 15cm ポータブル&ペンダントタイプ 16色
- LOGROTATE 18cm ポータブルタイプ 16色
今回は「ペンダントライト」にもできる DTOETKD MOON LIGHT。
DTOETKD MOON LIGHT
仕様
大きさ:15cm(ほかに18cm、24cm)
材質:ランプ本体/3Dプリンタ PLA製、 台座/木製
電源:micro-USB充電、500mAh リチウムバッテリー
重さ:15cmの場合 264g ※実測値
調光:リモコン付き、本体タッチセンサー、16色 9段階調光
操作
本体底部に操作パネルがある。
各操作は「タッチ式スイッチ」と「リモコン」両方でできる。
1.本体スイッチ
メインの主電源スイッチはプッシュ式。
主電源ONのあと、タッチセンサー式とリモコンが反応するようになる。
1)タッチ式スイッチ ON/OFF
初めのタッチでON=暖色が点灯。
以降タッチする毎に>赤>緑>青と変わり16色巡ってからOFFになる。
すぐOFFには出来ないのでメインを切るしかない。
2)タッチ式スイッチ モード切り替え
タッチスイッチを連打すると自動変色モードに入る。
ただ説明書に記載がないので、弄りながら探るしかない。
反応が悪いのか(記載がないので)方法が間違ってるのか、モードが切り替わらない時があって、調節がとてもやりにくい。
判らなくなったらメインOFFで最初の普通点灯に戻るしかない。
2.リモコン
リモコンは明るさ+-に加えて、「W(白)」「R(赤)」「G(緑)」「B(青)」に色調ボタンが独立しているので、ボタン1つで16色を選べる。
また『FLASH』『FADE』など4つのモードも個別のボタンになっている。
外観
1.開封
「ご順調にお祈りします」?
ビニル包装も何も無くライト本体が突っ込んである。
ライトの下に付属品が入った小箱。
2.内容
左から、リモコン・木製の台・吊下げフックとひも・説明書・充電ケーブル。
説明書は蛇腹折り。
表が英語、裏が日本語になっている。
3.組み立て
スタンドは木製。
L字型の部品3本を組む。
スタンドに月ライトを乗せるとこんな感じ。
4.充電
micro-USBケーブルが付属。
タッチスイッチ下に充電口がある。
充電時間は2-3時間。
充電が始まると全体が赤く光る。
充電が終わると消灯する。
5.点灯
1)タッチ式スイッチ
まずメインの主電源を入れる。
プッシュ式になっていて、電源を入れると押し込まれたままになる。
主電源を入れた後にタッチパネルを押すと点灯する。
点灯する色の順番は決まっていて、16色が一巡した後でOFF(消灯)になる。
明るさ調節は本体ではできない。
2)リモコン
大きさは約52mm×85mm。
明るさ9段階(※下記参)、16色を直接ボタン操作可能。
タイマーは15分/30分/45分/60分の4種類。
6.調光
リモコン操作で色を変えてみる。
RED系列
1番上の赤から2番目の橙、5番目(最下段)の黄色。
GREEN系列
1番上の緑から2番目の黄緑、5番目(最下段)の水色。
BLUE系列
1番上の青から2番目の青紫、5番目(最下段)の赤紫。
WHITE
明るい状態の白。
暗い状態の白。
明るさ調節は8段階。
※取説には「9段階」とあるがリモコン操作では8段階しかできなかった
7.自動モード
自動で色を変えてくれる4つのモードが備わっている。
FLASHモード
SMOOTHモード
FADEモード
STROBEモード
8.造形
3Dプリンターによる造形。
実際の月の黒っぽく見える部分(海、湖)を、ランプのシェル(外殻)の厚みを変えることで表現している。
(他社と同じ手法)
暗い“海や湖”がレリーフ状に盛り上がっていて、高地の部分が低く造形されているため、このDTOETKDでもやはり違和感がある。
やや3Dプリンターのフィラメント線状が残っているのが残念。
それでもTOOGE製の粗いフィラメント跡よりはずっとマシ、テカリも無い。
9.吊下げフック
針金のフックと吊り紐が付属している。
操作パネルに吊りフックを掛ける穴があいている。
穴の幅は41mm。
吊下げてみた。
当たり前だが、操作パネルが上になるので、月の模様的には上下が逆に。
気になる人は気になる。
10.計測
直径はほぼ15cm。
重さは264g。
台座の大きさは約8.5cm角。
重さは65g。
DTOETKD MOON LIGHT まとめ
【外観について】
実際の月で「海」「湖」と呼ばれている黒く見える部分、そのほとんどは高地ではないのだが、この3Dプリンター造形では肉盛りした台地になっている。
LED透過光の印影を濃く出すためである。
間近で見ると、そのあたりにかなりの違和感がある。
【ランプについて】
LED点灯で浮き出る月面の濃淡シルエットは、月ぽく見える。
次記事のLOGROTATEに比べると若干、造形の凹凸が浅めの感じがするので、点灯時の印影も薄めに見える。
さらに気になるのは底にある操作パネル。
はっきりと2重の影が出来てしまって、下方からの眺めは興覚めである。
吊下げれば見えないだろう?と思いきや、横からでも判るレベル。
【操作パネルのねじ】
この操作パネル、4か所のネジで固定されているように見える。
中がどうなっているか覗きたくなった。
しかし残念ながら、接着剤も使われているようで、外すことはできなかった。
【リモコンについて】
TOOGE、DTOETKD、LOGROTATE 3つ中ではこのリモコンが一番使いやすい。
通常モードの16色選択も、自動変色モードも、1つのボタン直感的に操作できる。
【まとめ】
3Dプリンターの精度が甘く、LED点灯時の印影もややぼんやりしている。
ペンダントライトにできる仕様は、正直これも微妙。
満充電でも最高10-12時間。
いちいち充電してスイッチ入れて吊るして使うのか?と言えば疑問なところ。
逆さまに吊るせば「月」も逆立ちになるし、色んな意味で中途半端である。
総合評価は△。