ナイロン被覆ケーブル『スリーブ化計画』DIY│換装方法 part3
PSUをHX1200iに交換し、ビニルの電源ケーブル類をスリーブケーブルに組み替えた。
しかしまだマザーボードから黒いケーブルが生えている。
S-ATA3.0の通信ケーブル4本である。
レッド系にまとめたせいで、逆に目立つ存在になっている。
「これはカッコ悪い」ということで追加で交換する。
S-ATA ケーブル 交換
1 ケーブル先はストレージベイ
S-ATA通信ケーブルを交換するにはケーブルの根元、つまりストレージベイのコネクタにアクセスしないといけない。
再びグラボを外しCPUクーラーを外し、マザーボードを外し・・・
しかしメンドくさい。
SSDやHDDを交換するのは外部から簡単にできる。
が、コネクタを触るとなるとホント手間がかかる💩ケースである。
一番奥にある SSD/HDDのストレージ・ベイ。
ここにアクセスできるまで何分かかることか・・・。
S-ATAコネクタが付いている固定ブラケットを外す。
ここまで来てガッカリ・・・。
なんとこのPC、S-ATAケーブルのコネクタが着脱式になっていないのである。
通信ケーブルと電源ケーブルが一体成型になった(つまりケーブルが外れない)特殊な形状をしている。
ナニこの仕様?
2 計画を変更
これではケーブル交換は無理なので、方針を変えた。
要するに、マザーボードから生えているケーブルを“赤いスリーブケーブル”でまとめるのが計画の目的。
なので「黒い元ケーブルを奥に隠し、繋いで延長した赤いケーブルだけ表に見せればいい」ということにした。
S-ATA ケーブル 延長
1 延長のための準備
準備したケーブル類。
1.CableMOD 延長ケーブル S-ATA3.0 Sleeved Cable red 30cm ×4本
2.変換名人 中継アダプタ SATA-BB ×4個
3.TEPLAラベル DIYで作ったネームラベル SATA1 SATA2 SATA3 STA4 ×各1枚
2 行き先ラベル
SSD/HDD ストレージ・ベイは4基分ある。
マザーボード側のS-ATAコネクタにも No1~No4までナンバリング表示されている。
将来RAIDを組むとしても、SSD/HDDの番号は明確にしておかないといけない。
なのでケーブルの端にラベルを貼ってナンバー整理をしておく。
3 中継アダプタ付き S-ATAケーブル
No1~No4まで4本分の延長ケーブルの完成。
4 S-ATA ケーブル 延長配線
元S-ATAケーブル(黒)に中継アダプタをはさんでつないだS-ATAケーブル(赤)の全長は約75cm。
延長したため予定外に長くなってしまって、この4本のケーブルを電源ユニット後方の隙間に押し込めるのが大変だった。
写真では電源ユニットすぐ上部に隙間があるのだが、ここは空冷ファンが排気する面。
なのでここにケーブルを押し込むわけにはいかず、他に詰め込むカタチになっている。
5 マザーボード 復元
一連の作業でこのマザーボードを何回、外したり戻したりしたことか・・・
そのせいでケース内にはあちこち擦れキズができてしまった。
6 完成
CPUクーラーもGPUも元通りにして、やっと作業終了。
作業しながら、なんでこんな面倒なことしてるんだろ?と思うこともあるが、苦労した甲斐は、完成形を眺めた時の達成感にあるのかも知れない。
ケーブルの束や色の統一感を眺めながらそう思うのである。
まとめ
「細かいことが気になってしまうのが私の悪いクセ」は右京氏の名台詞であるが、気になっている部分はまだまだる。
どこで納得するか(妥協するか)、これからも気になったことを1つ1つ解決してゆく予定。