【道具 #32-2】 LiPo│LiHV│NiMh “ToolkitRC M8S チャージャー ” 充電│放電

道具

充電放電バッテリー充電器 M8Sテスト編  

 

前回の『バッテリー充電器 M8S準備編の続き。

 

実際にLi-Poバッテリーの充電・放電テストをしてみる。

 

 

 

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充電テストの前に

コネクタの種類

RC模型やドローンなどに使われるLi-Po充電池。

 

リポ電池のコネクタには、容量や用途によって色々な種類のコネクタがあり(自分も含め)素人にはとても判りにくい。

 

主なメーカーは3社くらい。(たぶん)

 

  • molexⓇ・・・電気電子機器や光ファイバー接続システムなどを製造するアメリカ企業、PC電源ユニットのコネクタでも有名。

 

  • 日本圧着端子製造株式会社・・・「Japan Solderless Terminal」のJSTⓇコネクタを作る日本企業、中継用L/EL系は別名タミヤコネクターでも有名。

 

  • AmassⓇ・・・XT60やXT30、MR系コネクターで有名な中国系企業。

 

 

 

ToolkitRC M8S 使用方法

今回は単セルの1Sリポバッテリーと3セル直列の3Sリポバッテリーを充電する。

 

1S LiPoバッテリー

G-FORCEブランドのコネクタ付きリポバッテリーをテストする。

 

ドローンやRC玩具用の汎用バッテリーである。

 

単体1セル3.7Vで容量は150mAh。

 

コネクタにはmolexⓇの中継コネクタ51000系2.0mmが使われている。

1.電源とケーブル

1次側の電源にはToolkitRCのパワーサプライP200を用意。

 

P200のOUTPUTと本機M8SのINPUTをつなぐ。

 

パワーケーブルはP200の付属品。

 

手持ち充電ケーブルにmolex2.0は入っていないので、変換ケーブルが必要になる。

 

中継している赤いコネクタはJSTⓇRCYの2.5mm。

もう一端がmolexⓇ51006の2.0mmになっている変換ケーブルを作った。

 

2.親電源

M8Sに必要な電源は「INPUT 7~30V」。

 

今回は標準の12Vにしてテストするので、P200の設定を「12.0V」に。

 

P200の右ジョグダイアルをクリックして給電開始。

 

同時にM8Sが起動する。

 

電源ON時の初期画面。

 

3.充電設定

選択枠が「Charger」になっていることを確認。

 

右ロータリースイッチをクリックして押し込み設定画面に入る。

 

初期設定では「LiPo」になっている。

 

そのままロータリースイッチをクリック&回転して「Charge Current」に移動。

ここで充電の電流値を設定する。

 

👉 メモ 1  LiPoバッテリー説明書にある「充電は1C」の意味

"C ″は電流(カレント)のこと。

「電池の容量と同じ電流値で充電する」のが基本。

例えば充電池容量が1000mAhならば「1000mAで1h(1時間)かけて充電しろ」という意味。

 

今回テストするLiPoバッテリーは150mAhである。

つまり”1Cルール”なら150mAに電流を設定しなきゃいけないのだが、M8S側は0.1A単位でしか設定ができないので「0.15A」の設定が不可。

 

0.1Aにするか0.2Aにするか・・・。

仮に0.1Aで充電すれば90分?かそれ以上かかる計算。

 

悩んだがここは0.2Aでいくことにした。

何度も充放電を繰り返す予定はないし、2倍ではなく1.5Cならそう危険な設定でもないし、監視下で充電するので大丈夫だろうと予測。

 

4.充電

電流値を「0.2A」に設定。

 

できたらEXITボタンで戻り、一番下の「Charge モード」を選択。

 

そのままロータリースイッチをクリックして押し込むと充電がスタートする。

 

電池残量は約50%、設定電流0.2Aで充電をスタート。

 

約20分で充電が完了した。

 

充電ストップ設定は4.20V。

(画面は4.19Vになっているが、充電停止時は4.20Vだった)

 

5.放電

LiPoバッテリーを保管する場合、満タンでも空っぽでもなく中途半端な「3.7~3.9V」にしておくのが電池に優しい保管方法らしい。

 

というわけで、このM8Sにもある「Stock Charge モード」を試してみる。

 

テストするLiPoバッテリーは先ほど満充電にしたもの。

2-3時間休ませてある。

 

設定画面の項目で放電の電流値「DisCHG Current」を設定しておく。

今回は初期設定のままで。

 

設定したらEXITボタンで戻り一番下の「StoCHG モード」を選択。

 

ロータリースイッチをクリックしてスタート。

 

数分でストック放電が完了した。

 

完了電圧は「3.71V」になっている。

 

ちなみに表示画面の「44℃」はM8S内部温度。

LiPoバッテリーの温度は不明だが、触っても室温と変わらない。

 

 

3S LiPoバッテリー

G-FORCEブランドのコネクタ付き3Sリポバッテリーをテストする。

 

電動ガンなどに使われる高出力バッテリーである。

 

直列3セル11.1Vで容量は1300mAh。

 

コネクタは、タミヤ型ミニと呼ばれるJSTⓇELコネクタ。

 

1.ケーブル

M8S側のXT60コネクタに合わせたマルチ充電ケーブルを用意。

しかしLiPo側のタミヤ型ミニ(JSTⓇEL)が入っていないので、別の中継ケーブルを介して繋ぐ。

 

中継ケーブルはTAMIYAミニ↔AmassⓇXT30。自作品。

 

2.バランスケーブル

バッテリーのコネクタをつなぐとM8Sが起動する。

 

次に「バランスケーブル」と呼ばれる束線があるので、これをM8Sのバランスポートに挿し込む。

端子はJSTⓇのXH。

 

ポートは左詰めで使用する。

今回の3Sリポバッテリーの「バランスケーブル」は4芯ケーブルなので、左から4本分の場所にXHコネクタがつながるようにする。

 

一番左がマイナス(-)線になっていることに注意。

 

👉メモ 2  LiPoバッテリーでよく表示される英記号について

2S、3S、4Sなどの”S”は直列(series)の意。3Sなら3セル直列。

1C、2C、3Cなどの”C”は電流(current)の意。3Cなら容量(mA換算)の3倍。

cell(セル)は電池の最小単位のことで1パックに2cellなら単体電池2つの意味。

※ 同じ”C”でもカレント(電流)ではないし、パック内で直列か並列かも無関係。

 

 

3.バッテリー情報

LiPoバッテリーのパワーケーブルとバランスケーブルをM8Sにつなぐと、バッテリー情報が見られる。

 

電池残量は43%、総電圧は11.42V。

3S(直列)3セルの各電圧を下から①②③で表示。

 

写真下⇩の例では、①3.813V ②3.792V ③3.813V となっている。

4.充電

1)バランスボード

M8Sにはバランスポート(port)があるので、LiPoのバランスケーブルを直接つなぐことが出来る。

が、今回あえて「バランス充電ボード(board)」を介して充電してみる。

 

こちらはPOWER-GENIUSというメーカーの製品。

 

商品説明には「2~8S」と謳われている。

 

ところがボードを見る限り6Sしかないという 製品。

バランスケーブルを見ても案の定、7芯だけ。

 

3S-LiPoのバランスケーブルをバランス充電ボードの「3S」の端子に挿す。

 

2)充電

パワーサプライP200の電源を入れる。

今回は電圧を12.5Vにしてみた(深い意味なし)。

 

バッテリーの容量が1300mAhなので、M8Sからの充電電流1Cは1.3Aとなる。

なので変動誤差を見込んで、親電源側は少し多めの1.50Aで給電する。

 

P200からの給電がスタートするとM8Sは初期画面になる。

 

ロータリースイッチを押して「Charger」内の設定モードに入り「Charger Current」を1.3Aに設定する。

 

※LiPoバッテリー容量1300mAh ⇒ 1C充電の電流は1300mA=1.3A

 

設定を終えたらEXITボタンで戻り一番下の「Charge」を選択してロータリースイッチで決定。

 

続けて「OK」をクリックして充電スタート。

 

およそ54分で充電完了。

 

各セル①②③の電圧は4.20Vに揃っている。

 

5.放電

満充電した3S-LiPoバッテリーを「Stock Charge モード」で放電する。

 

設定画面に入り「DisCHG Current」項目で放電電流値を2.0Aに設定。

設定したらEXITボタンで戻り一番下の「StoCHG モード」を選択。

 

続けて「OK」をクリックして放電スタート。

 

およそ10分で放電が完了。

3セルは共に3.85Vになっている。

 

サーボテスト

RC模型などのサーボモーター信号(PWM / PPM / SBUS)を計測できる。

 

ユーザー記事を見ると、なかなか高機能な解析ができるらしい。

しかし残念ながらサーボモータを持っておらずこのテストは出来ない。

残念。

 

 

 

 

まとめ

使用感

良いところ

  1. LiPo│LiHV│LiFe│LiIon 多種バッテリーに対応。
  2. なんといっても小型。持ち運んでも片付けても小さいことは正義。
  3. 操作がカンタン。ロータリーとEXITの2つしかない。
  4. カラーTFT液晶が見やすい。

 

良くないところ

  1. 細かな電流値設定ができない。0.01Aまで設定したい。
  2. 40℃になるとファンが煩い。50℃になると何事か?と思うような爆音。
  3. 入出力端子がXT60しかない。
  4. 精度が不明。例えば放電圧を3.8Vに設定しても3.8未満になることがある。

 

まとめ感想

トイR/Cや工作用バッテリー充電のために購入したM8S

極限的な使い方はしないので、必要にして十分な機能。

直流パワーサプライP200と共に使えるチャージャーと言える。

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