【インテリア】太陽光│ECO “ドイツ製 模型飛行機” 組み立て│感想

模型

ディスプレイ模型ドイツソーラーフライヤー開封│レビュー  

 

コピー商品だった前回の『チャイナ製ソーラープレーン』にはガッカリだった。

 

こうゆう太陽光で楽しめる模型(インテリア)は大いにアリだと思うが、本家ソックリの劣化コピー品をほぼ同価格で堂々と売っているなんて・・・。

 

微妙にぼかしてある写真のせいで、間違えて購入してる人もいるはずである。

よく調べずに買ってしまった自分も情けないが。

 

しかし!リベンジする時がやってきた。

 

ついに本家本元の INPRO SOLAR社(ドイツ製)の “SolarFlieger”をGETすることができた。

ドイツ語判らないのでGoogle先生のお世話になりながら交渉し、遥々ドイツからやってきた苦労の品。

 

 

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ソーラープレーンを飛ばしたい part2

Solar Flieger」のFliegerとは直訳で「飛行士、飛行体」といった意味。

 

今度こそ「ちゃんとぐるぐる飛んでほしい」そう期待しながら箱をあける。

 

Solar-Flieger 組み立て

1.開封

Solar Planeは黒い箱、こちらSolar Fliegerは普通のダンボール色の小箱パッケージ。

参考までに、36.5×24.0×5.3cm。

 

説明書は表と裏に英語とドイツ語。

2.キットの中身

ほぼ全てが金属製。

 

胴体と台座はアルミ削り出し、尾翼もアルミ製。

主翼はFRP製。

 

主翼の太陽電池パネル(ソーラーセルパネル)とモーターは配線済み。

3.脚の組み立て

ランディングギア(脚)から組み立てる。

 

ゴム製の車輪にアルミ製のリムをはめ込む。

接着剤は使わず押しはめるだけ。

 

リムには表裏があるので注意。

 

中央の穴がすり鉢状になっている方が外側。

凹型になっている方が内側(小Oリング側)

 

ランディンギアを取り付ける前に、胴体に固定用ビス(イモネジ)を仮締めしておく。

この模型の組み立てはすべて、3mmのイモネジが使われている。

 

ヘキサゴンレンチ(またはドライバー)は1.5mm。

 

左右ランディングギアを胴体横の穴に差し込んで、固定ビスを締めて取り付ける。

4.主翼の取り付け

主翼の表側。航空灯LEDが付いているタイプは金属製だったが、LEDのないこのSolar-Flieger はFRP製。

 

裏側からもソーラセルパネルが透けて見える。

 

光にかざした様子。

 

FPR特有の透け感がる。

この状態でも発電しているのでモーターが回っている。

 

主翼を胴体に取り付ける前に、モーターを固定するビスを仮締めしておく。

 

主翼を胴体に取り付ける前に、胴体上部の穴からモーターを差し入れ、機種下の穴から出しておく。

 

主翼を固定ピン(兼 スポーク固定ナット)を上から差し込む。

 

主翼を胴体に押し付けながら、胴体横穴から主翼固定ピンをネジ止めする。

5.モーターの取り付け

機体を裏返し、モーター固定の準備をする。

 

機首下に切り込んである溝を使って、モーターを機種先端の穴から取り付ける。

リード線を強く引っ張って破損させないように注意。

 

モーターと機種穴の間にシリンダーブロックという筒状の部品を入れる。

 

シリンダーブロックと機種の面(つら)を合わせて固定ビスを締める。

軽く止める程度でOK、締めすぎは変形する。

6.尾翼の組み立て

垂直尾翼と水平尾翼は薄いアルミ板なので取り扱いに注意する。

尾翼を十字に組んで胴体後ろから差し込み Oリングで固定する。

7.プロペラの取り付け

最後にプロペラをモーター軸に取り付ける。

手で軽く差し込むだけ。

8.モーターテスト

台座に取り付ける前に、プロペラの回転テストをする。

翼のソーラセルパネルとモーターの間で断線などしていないか確かめるため。

9.台座の組み立て

台座と回転軸周りのパーツ。

 

ベースとカウンター・ウエイトはアルミ削り出し。

支柱とバランス・スポークはステンレス製。

 

台座ベースの裏には傷防止のために 3Mクッションゴム を貼っておく。

こういう場面で、角度目盛り(分度器)表示のあるマットがあると作業に便利。

 

支柱の上部(ピヴォット)の先端ボールは真鍮製。

黒く酸化していたのでサンディングペーパーで磨いておく。

 

台座中央の穴に支柱をねじ込んで立てる。

10.回転スポークの取り付け

バランス棒となるスポーク片側のネジを、主翼固定ピンの穴にねじ込む。

 

機体が緩まないように最後まで締め込むが、少し締め感が固くなったら止める。

締めすぎるとネジ山を潰してしまう。

 

スポークのもう片側よりピヴォット・ベアリング(支点のパーツ)を入れておく。

 

先端の固定ネジは仮締め。

 

支点パーツを入れたらカウンター・ウエイト(錘)をスポーク先端にねじ込み固定する。

 

Solar-Flieger  飛行準備

1.バランス調整

組みあがった台座と支柱、そしてソーラープレーンとバランス・スポーク一式。

 

台座の支柱の先端(ピヴォット・ボール)に⇩写真のピヴォット・ベアリングを乗せる。

 

バランス・スポークが水平になるように、ピヴォット・ベアリングとスポークの位置を移動させて調整する。

 

写真では機体側が重いので、カウンター・ウエイト側のスポークをもう少し長めにしないといけない。

2.最終チェック

スポークがほぼ水平になった様子。

 

正面からの水平を確認したら、横側のバランスを見る。

支柱に対して、ピヴォット・ベアリングが傾いていてはNG。

 

ピヴォット・ベアリングがほぼ垂直になるように支柱との角度を見ながら調整する。

 

正面側も横面側も均衡に吊り合ったら、ピヴォット・ベアリング上の固定ビスを締める。

 

完成

1.外観

全体の完成寸法 = 幅 約28.4cm×高さ 約16.7cm。

回転半径は 16.7cm(主翼端からピヴォット中心まで)。

2.重量測定

総重量は 289g。

 

機体だけの重さは 37g。

 

ソーラーパワーテスト

ソーラーセルパネルの性能はどうか試してみた。

まず窓際カーテン越し。照度は520ルクスほどではプロペラは回らない。

 

カーテンを開けて照度が1700ルクスになると一気に回り始めた。

6000ルクスでも回らなかった中華プレーンとはまるで違う。

 

Plane とFlieger の違い

Inplo Solar モデルには2種類ある。 PlaneFlieger である

照度およそ3300ルクス下でプロペラの回転をテスト。

 

Solar-Plane(左/LEDあり)は回らないが、Solar-Flieger(右/LEDなし)は回る。

回らないのはおそらくLED2つ分の必要電力の差だと思われる。

 

 

まとめ

このSolar-FliegerはLEDの無いタイプでFRP翼となっている。

同じようなFRP翼の中華機は雑な作りだったが、こちらは違う。

 

主翼の表面はピカピカ仕上げ、翼の周辺もFRP繊維がささくれること無くキレイに加工されている。

ソーラーセルパネル&モーターの性能も完全に上回っており、ドイツ機の圧勝である。

 

実際に太陽光でどんな飛びをしてくれるのか。楽しみはまた後日。

 

 

 

 

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