【道具 #2】TAMIYA│タミヤ “SPRAY WORK” パワーコンプレッサー編

道具

初めてエアーブラシパワーコンプレッサー開封│レビュー

 

ステイホーム=家の中でできるコトを探りつつ始めた DIY工作室

 

知識も技術も初心者で、工作室らしい道具さえ持っていない初心者環境。

少しずつ1つずつ道具や工具を揃えながら紹介。

 

その第二回は、エアーブラシ用の空気圧縮機『コンプレッサー』

 

“エアーブラシ”は、霧状に塗料を吹いて作品など色を塗る塗装ツールのこと。

 

1つの道具で塗装するものではなく、いろいろな機器やパーツを合わせて一式の”システム”として組み上げなければならないので、初心者にはなかなか難解。

 

なので、ゆっくり調べながら数回にわたって必要な機器ツールを揃えていく予定。

 

 

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エアーブラシの心臓部

先ず揃えたのは、エアブラシ塗装の中心的な機械 “コンプレッサー”。

 

スプレーガン/ハンドピースに圧縮空気を送り込む空気ポンプである。

 


コンプレッサー=空気などの気体を高圧に圧縮するための機械装置のこと


 

作品に色を塗る方法はいくつかある。

 

ガンダムマーカーのような油性ペンを使ったり、

アクリル系塗料の筆塗りしたり、

ラッカー系スプレー缶を使ったり、等々。

 

それらの中で“エアブラシ塗装” は比較的お金がかかる道具になる。

一式の用具を揃えなければ塗装ができないので、自分の様な初心者にはなかなか敷居が高かったりする。

 

初期コストがかかり、メンテナンスにも手間がかかり、電気代もかかるというメンドーな道具なのに、何故それを選ぶのか?

 

それはキレイに塗ることができるからである。

 

そして、その心臓部であるエアコンプレッサー選びは特に大事で、やはり初めに性能の良いものを選んでくことがお勧め。

後々いろいろな場面で融通が利きやすいのである。

 

 

TAMIYAのパワーコンプレッサー

模型や工作を趣味とするなら使っている人も多いTAMIYAのクラフトツール群。

 

エアーブラシシステムの導入を考える時も、真っ先にタミヤ製が思い浮かんだ。

 

 

TAMIYAではエアーブラシシステムのシリーズを SPRAY WORK(スプレーワーク)と呼んでいる。

 

動力源ごとに種類があり、

エアー缶の『HGエアーブラシセット』(電源不要)

“7.2Vバッテリーパック”で駆動する『エアーブラシ付きベーシックコンプレッサー

など、様々な種類がある。

 

その上位クラスにあたるのが 『スプレーワーク パワーコンプレッサーである。

 

1  パワーコンプレッサー 74553

仕 様 

  電源
家庭用 AC100V 50/60Hz
  本体寸法
長さ24cm×奥行14.5cm×高さ20cm
  最大空気圧力
約0.4MPa (60PSI)
  連続空気圧力
約0.24/0.28MPa (50/60Hz)
  空気吐出量
9/12L/min (50/60Hz、0.2MPa)
  定格電圧
AC100V (50/60Hz)
  消費電力
90W
  作動音量
48db
  重量
約4.6kg
  製造国
台湾

※TAMIYAカタログ値より引用

 

1.外箱まわり

外箱の大きさは 横296mm×奥行195mm×高さ315mm。 重さは 約6.0kg。

 

2.開封

 

一番上には説明書。

 

その下に、エアーレギュレータ、ハンガースイッチ等が収まっている。

 

付属品の発泡ブロックを取り出すと、奥にパワーコンプレッサー本体がある。

 

まず、脇に収まっているホース2種類を取り出す。

 

内容物の全て。

 

3.付属品

1)レギュレータ(減圧器)

コンプレッサーから送られてくる空気圧をエアブラシ(ハンドピース)で使用する作業圧力まで下げる減圧装置。

 

作業台などに固定するためのクランプと一体になっている。

 

全高は 約140mm。

 

エアー圧調整ハンドル径は 約25mm(八角形の頂点)。

 

クランプ部込みの重さは 466g。

 

圧力計ゲージはメガパスカル表示で目盛りは0.7Mpaまで。

 

新品のはずなのに何故か擦り傷が多い…ゲージの製造元は不明。

大丈夫か?タミヤブランド。

 

ゲージの直径が約33mmと小さめで数字も細い文字なので、置き場所や明るさによっては読みにくいかも知れない。

 

下の写真はTAMIYAの商品カタログの写真。

 

圧力計はバール(bar)表示で目盛りは0.7barまで。

 

製造元のSPARMAXのロゴが入っているが入っているが、現行品の圧力ゲージに表記はない。

カタログと実際の付属品は違っているようである。

Ⓒ TAMIYAカタログ

 

2)ハンガースイッチ

TAMIYAパワーコンプレッサーのセールスポイントになっている装置。

 

エアーブラシハンガーの根元にコンプレッサーをON/OFFするスイッチが組み込まれている。

ハンドピースを掛けるとその重みでハンガーが傾き、スイッチがオフになる仕組み。

 

シルバーの金属プレートの大きさは 57×38mm。

 

スイッチ下から出ている電気信号ケーブルを、コンプッッサー本体に接続する。

 

重さは 約132g。

 

3)ハンガー

エアーブラシ(ハンドピース)を置くためのハンガー。コンプレッサー稼働スイッチトリガーを兼ねている。

 

下部の凸部を ハンガースイッチの凹部に差し込んで使用する。

 

重さは 約32g。

 

ハンガー部とスイッチ部をセットすると、全高は 約133mm(ハンガー先端からクランプ下部まで)。

 

重さは 約164g。

 

4)ホース 2種

 カール・ホース ・・・

エアーブラシ(ハンドピース)からエアーレギュレータまでを接続する。

 

軟質ウレタン製。縮めた状態での長さは約 80cm。ちょっと固く、癖が直りにくい印象。

入口側と出口側にストレート部分がそれぞれ 約30cm、20cmある。

 

直径は約 6mm。

 

重さは約 104g。

 

 ストレート・ホース ・・・

エアーレギュレータからコンプレッサー本体までを繋ぐ。

 

振動するコンプレッサー本体に接触するので、丈夫な編込み被覆ホースになっている。

直径は約7mm。

 

長さは約 150cm(回転するジョイント部を含まず)重さは約 59g。

 

意外に軽く、巻き癖も付き難いので取り回しがしやすい印象。

 

4.コンプレッサー本体

1)外観

コンプレッサー・カバーにあるロゴ側の横顔。

 

モーターがある側面。

 

反対側の横顔。

 

圧縮ポンプの側面。

 

輸送時用の緩衝材が内部に挿入されている。

 

エアーホースの接続口が上部に、ハンガースイッチの接続端子が右側に見える。

 

底面には小さなゴム足が付いている。

 

2)サイズ

横の長さは約 24cm(実測値)

 

幅は約 14.2cm(実測値)

 

高さは約 18.5cm(実測値)

 

さらにハンドル部の高さは約 3cm。

 

よって全高は18.5+3=21.5cm。

 

3)内部の様子

この片側のみ“鏡面仕上げ”のプレートになっていてピカピカ。

 

ここに最大空気圧や空気吐出量などの表示ステッカーが貼られているが・・・

斜めっている 😢

 

こうゆう見栄えが大事な部分は、傾かない様にちゃんと貼ってほしいところである。

 

圧縮ポンプの上部には、圧縮空気の吐出口がある。

 

サイズは共通規格のPF1/8インチ。

 

100V電源コードの長さは約 150cm(実測値)

 

2 SPARMAXについて

本体のミラープレートに刻印されている、おそらく製造元のSPARMAXというメーカーをよく知らなかったので調べてみた。

 

会社概要欄には・・・

1978年に設立され、特にオイルレスミニエアコンプレッサーを設計および製造した最初の企業の1つ。」

「メイクアップ、キャンバス、RC模型、クルマなどのほか、医療関係への設計と製造も行っている。」

Sparmaxは Ding Hwa Co.Ltd.によって始まり、そのコーポレートブランドとして使用された。」

 

「2018年7月1日より、ディングファ株式会社とアネスト岩田株式会社が合弁会社を設立し、スパーマックスブランドを新たに設立した『アネスト岩田スパーマックス株式会社』に承継した。」

「同社は台湾にあり、本社は台北に、2つの製造工場は台湾中部にある。(概略引用)

と記載されている。

 

 

 

まとめ

少し触ってみた感想。

  • 24cm×14.2cm×21cmとコンパクトな本体
  • ハンドピース掛けの「ハンガースチッチ」は便利そう
  • 第一印象はブロロロぉーと「うるさい」 ⇨ 防音対策は後日
  • 机上に置いても床に置いても振動が伝わる 防振対策も必須
  • レギュレータに水抜きが付いているのは便利
  • レギュレータの空気圧調節ハンドルがやや小径で使いにくい

 

いくつかの不満点をどう改善するか。

 

作業環境などを踏まえこれから少しずつ弄っていく予定。

 

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