MATTEL『Hot Wheels MT タイムマシーン』開封│分解レビュー
Hot Wheels モンスタートラック・シリーズの中でも人気車の1つ”デロリアン”。
映画『Back To The Future (バック・トゥ・ザ・フューチャー)』登場のタイムマシンをモンスタートラック化したHot Wheelsのミニカー。
今回はこれを分解する。
Hot Wheels Monster Trucks “TIME MACHINE”
1 開封
1.パッケージ
台紙カードの大きさは、横140×縦165×厚65mm。
オマケで”コネクト・クラッシュ・カー”が1台封入されている。
2.ブリスター
透明のブリスターをマニキュアリムーバーで剥がしていく。
小分け用の小瓶と平筆を用意。
台紙の裏からペタペタとたっぷり除光液を染み込ませていく。
裏側だけでなく、表側の台紙とブリスターの間にも除光液を染み込ませる。
台紙の裏全部に塗る必要なし。
ブリスターの下半分くらいを剥がせば、中身は取り出せる。
計10回ほど染み込ませ作業を繰り返していくと、どこかに隙間が出来てくる。
隙間が出来たら、そこから更に攻めていくとブリスターが剥がれてくる。
今回も完璧とは行かず、一部に剥がし跡が残ってしまったが、
ミニカー取り出しには成功。
2 概観
ベースになっているのは DMC(Delorean Motor Company)のDMC-12という車。
サイドビュー
フロントビュー。
中央に「DMC」のエンブレムがプリントされている。
リアビュー。
バンパー左には「DeLorean」ロゴ、ナンバープレートには「OUT A TIME」。
トップビュー。
シャシー。
3 サイズ
1.DeLorean MT
タイヤを含む全長は約95mm。
(モンスタートラックのタイヤは可動域があるので、だいたいのサイズ)
タイヤ外幅は約64mm。
車高は約62.5mm。
重さはぴったり100g。
2.CONNECT and CRASH CAR
おまけ封入されている「コネクト・アンド・クラッシュ・カー」。
“Lion’s Share MT”に付属のクラッシュドカー(ダイキャスト製)とは違い、単色のプラスチック製。
「コネクト」とあるのは、ボディに凸凹の穴があって、同系のオマケ同士をブロックのようにつないで遊べるという意味。
大きさは(約)長さ63.4×幅30.1×高さ15.0mm。 ※ブロック凸凹含
重さは4.5g。
4 分解
モンスタートラックはシャシーの中央に固定の柱がある。
前回の”Lion’sShare MT”では5/48インチの▲特殊ねじが使われていた。
この”DeLorean”は通常basicカーの様なカシメで固定されている模様。
なので、分解には金属用ドリル刃と電動ドリルが必要になる。
ドリル刃はΦ3.2mm。
グリグリと削ってカシメを削り取る。
切削バリは、先細プライヤなどで除去。
5 各部パーツ
モンスタートラックの構成パーツは、大きく分けて3つ。
ダイキャスト製ボディ、ロールケージフレーム、シャシー&タイヤのユニット。
1.ボディ
ボディはダイキャスト製、素材の地のままラメ加工したような質感。
シールド(ウインドウ)や内部はプラスチック。
フロントバンパーからリアバンパーまでは黒の一体パーツ構造になっている。
大きさは(約) 長さ79.4mm×幅31.5mm。
重さは31.3g。
2.ロールケージ・フレーム
フレームは柔らかいプラスチック一体成形、色は黒。
“Lion’s Share MT“のフレームとは形状が異なり、背が低いタイプ。
「made in THAILAND」「Mattel Hot Wheels」のロゴが入るのは同じ。
大きさは(約) 長さ75mm×幅19mm×高さ24.6mm。
フレーム単体の重さは3.0g。
3.シャシー
シャシーの造形は”Lion’s Share MT”のモノとほぼ形状をしている。
仕上げはクロームメッキ。
写真⇩ 左が”DeLorean MT“、 右が”Lion’s Share MT“。
大きさは(約)長さ71.9mm×幅13.5mm×高さ44.1mm。
センター支柱の高さは28.3mm。
4.タイヤ
タイヤの外径は約41mm。
幅は20mm。
5.ウィール
ウィール測定をするためにタイヤを脱がせる。
押してグニャっとへこむくらいまで温めると簡単に外せる。
ウィールに羽根の様な4枚のリブがある構造は、他MTたちと同じ。
ウィールの外径は約21mm。
幅は約18mm。
シャシー+ウィール+タイヤの重さは65.5g。
ちなみタイヤ1個の重さは10.5g。
6.ボディ載せ替え
シャシー形状や固定柱の位置が同じなので、上物(ボディ+ロールケージ付)をそのまま交換して載せ替えることもできちゃう。
左は “DeLorean“のシャシーにRANCHERO(改)のボディ、
右は “Lion’s Share“のシャシーに”DeLorean“のボディ。
『ホットウィールMT 1/64 FORD RANCHERO カスタム』の記事は ⇨ こちら。
まとめ
モンスタートラック人気車種の1つ、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』登場の”DeLorean”を分解してみた。
パートⅢまである映画で少しずつ改良されているタイムマシンであるが、このMTモデルは、映画のパートⅠの初期型タイムマシンになる。
モンスタートラック全般がそうであるように、このDeLoreanも通常1/64 basicカーのDeLoreanよりも一回り大きなサイズになっているようである。
実際ほんとうに約1/64なのか?
気になるところである。