MATTEL『Hot Wheels RC NISSAN GT-R R35』開封レビュー
マテル社のミニカーHot WheelsⓇから“1/64スケールRCカー”が登場。
あのホットウィールのサイズそのままにコントロールできる、
とのことでさっそく遊んでみた。
Hot WheelsⓇ 1/64 RCとは
商品説明にはこんなふうに書かれている。
「専用のコントローラーを使って、1:64スケールのミニカーを運転できる商品です。」
「ミニカーはお家の床だけでなく、トラックセットの上も走らせることが出来るので、お手持ちのトラックビルダー関連商品を組み合わせてオリジナルのコースを作って遊ばせることも可能です。」
※マテル社の商品説明文より抜粋
Hot WheelsⓇトラックの一例。
1 基本の構造
左右の後輪をそれぞれ単独モーターで回す“2モーター方式”の1/64ミニカー。
直進や後進では左右のモーターは同回転、右や左に曲がるときは左右モーターに回転差をつけることで曲がっていく。
前輪には方向を変えるステアリング機能はない。
2 特徴
- 通常ベーシックなHotWheelsと同じ約3インチサイズ
- 電波は2.4GHz帯
- ステア機構はなく後輪を制御する2モーター式
- ブーストボタンで速度アップ
- 車体にはリチウムポリマー充電池を内蔵
- プロポから専用コード給電で車体に充電可能
- 床の上でも、トラックセットの上でも走行可能
Hot WheelsⓇ 1/64 NISSAN GT-Rの概要
1 開封
1.パッケージ
紙箱の大きさは(約)幅154mm×高さ216mm×奥行81mm。
箱の中は厚紙折り台紙。
2.内容
内容品は4点のみ。
Hot WheelsⓇRC GT-R 1台、コントローラ1台、トラックにつなぐレール1個。
そして説明書。
1⃣ コントローラを取り出す
コントローラを台紙から外す。
台紙の裏にオレンジ色の固定部品(プラスチック)がついている。
このオレンジのパーツ。
後で何かに使うのか?と思ったらただの留め具だった。
どうでも良さそうなところにコストを掛けているような。
2⃣ ミニカーを取り出す
次に台紙からクルマを外す。
こちらは透明な輪ゴムで括られているだけのカンタンな固定。
切ってしまえば簡単だが、ホイル周りからズラして切らずに外した。
3.説明書
説明書は蛇腹折りの紙1枚。もちろん日本語。
2 概観
1.GT-R RCカー
全長は約 76mm。
全幅は後輪あたりで約 30.5mm。
車高は約 22mm。
車重は21g。
2.コントローラ
大きさは(約) 横幅 146mm×縦108mm×厚み55mm。
※スティック含
スティックの丸い部分の直径は19mm。
重さは130g。 ※電池なし
単三乾電池4本を入れると228.5gになる。
Hot WheelsⓇ 1/64 GT-Rの走行準備
1 コントローラの電池
電池蓋はプラスネジで閉められている。
コントローラ電源には単3電池を4本使用。
電池は同梱されていないので自分で用意。
2 RCカーの充電
RCカーへの充電は、コントローラ内臓の専用ケーブルで行う。
コントローラを裏返すと、左手グリップ内にケーブルが入っている。
RCカーの電源がOFFになっていることを確認。
充電ケーブルを挿し込み、充電ボタンを押すと充電が始まる。
充電中は、コントローラの赤色LEDがゆっくり点滅。
充電が完了すると、ゆっくり点滅していたLEDは点灯したままになる。
(しばらく放置するとLEDは消える)
説明書によれば充電時間は約20分。
実際に21分かかった。
Hot WheelsⓇ 1/64 GT-Rで遊ぶ
1 コントローラ ON/OFF
コントローラ(送信機)の電源ボタンは、中央にある“ペアリングボタン”と兼用。
OFFにするにはペアリングボタンを約2秒長押しする。
また何もをしない状態が約5分続くと自動的にOFFになる。
2 ペアリング方法
①まずシャシー裏のスイッチのOFFを確認。
②つぎに コントローラ中央のペアリングボタン(兼 充電ボタン)を短く1回押す。
③リモコンの赤色LEDが2回ずつの”点滅”を始めるので
④RCカーのスイッチをONにする。
⑤ペアリングに成功するとコントローラのLEDが”点灯”に変わる。
これで完了。
ペアリングまでほんの1~2秒。RCカーは走行準備OKになる。
3 GT-R テスト走行
走らせてみる。
さずがホットウィール!
前進スティックを倒せば一気にダッシュ!
速い。けっこう速い!
しかし曲がらない?
速度を抑え、ゆっくり曲がろうとしてみるが、一気にスピン回転してしまう。
左スティックには触れず右スティック(方向)のみを倒すと、その場でコマみたいに高速スピンをする。
これはこれで面白いが・・・。
動画⇩ 低速でなんとか画面内で動かそうと努力している様子
※ジージーとモーター音がうるさいので注意
これを上手くコントロールできちゃう人はいるのか?
と疑問に思ってHot WheelsⓇ 公式サイトの動画を観てみたが・・・
大して変わらない動き(w) こういうモノなのだと納得。
以上の感想は、木製フローリングでのこと。
クッションフロアや畳では条件がまったく違うので参考までに。
4 電源OFF
遊んだ後はRCカーのスイッチをOFFにする。
コントローラの方は何も操作しないで5分経つと自動的にOFFになる。
または“充電/ペアリング兼用ボタン”を長押しすることでもでOFFにできる。
👉注意
電源は小まめにOFFにすべき。
なぜなら送信機の乾電池持ちがよくない。
アルカリ電池でもフル走行~フル充電は12~13回くらい。
※走行する床の材質にも因る
また何日も遊ばない場合はコントローラから電池を抜いておくことを忘れずに。
アルカリ電池は液漏れすることがあるので・・・。
まとめ
感想
まとめるとこんな感じ。
①ジィジィージャージャーとモーター音がうるさい
②スピードコントロールは超難
③スラローム走行などはまず不可能(フローリング上での話)
④RCカーをフル充電すると10回+αで送信機電池が無くなる
1.スピードコントロールについて(左スティック)
送信機のスティックはRCプロポの様に動くが、車速の方は滑らかには反応しない。
超低速の走行はとてもニガテ。
2.ステアリングコントロールについて(右スティック)
特に滑る床(フローリングなど)での自在なコーナリングなどは不可能に近い。
説明に「コントローラで自由自在に走らせよう」なんて書かれているのは夢。
少しだけスティック倒しても巻き込むようにスピンをする。
一言で言えば「自由」にはならない邪々馬である。
床の上でも(いちおう)遊べるが、、
あくまでトラックコースでビュンビュン走らせるのが前提という感じ。
1つ目の理由は「前輪にステアリング機構がない」こと。
後輪の回転さだけで制御しようとしているので細かい操作が難しい。
2つ目の理由は「後輪だけゴムタイヤ」になっていること。
前輪はプラスチックタイヤになっていて滑りやすくしてあるのも一因。
※畳やカーペットではかなりマシになる
おまけ
過去にタカラ(現タカラトミー)からDigiQ というオモチャが発売されていた。
チョロQサイズのミニカーをやはり後輪の回転差で無線操縦するのだが、
「左右別々の2個のモータで後輪を制御」という構造が同じなのである。
ということは・・・
20数年以上が経ち、基板が傷んでしまって動かせないものがほとんどのデジQ。
もしかしたら、このHot WheelsⓇRCの送信機と受信機を流用して、デジQたちを蘇らせられるかも知れない?
ちょっと面白そうなのでいつか試してみる予定😊