模型│tomica『LUNAR CRUISER』LED電飾 part 1
“トミカプレミアム”シリーズ 07 ルナクルーザー。
ルーフにアンテナを立て、カシメを削ってネジ着脱式に改造した。
過去記事は ⇒ こちら。
ちょこっと改造する3回目は『ルナクルーザー LED電飾』に挑戦。
LED電飾計画
1 LUNAR CRUISERのライト
実車『LUNAR CRUISER』が月面を走るのは2029年以降らしい。
※延期され2031年以降
ヘッドライトは必須として「なぜ月面でテールライトやウインカーが必要?」
と疑問に思ったが、アルテミス計画では複数台を月面に投入する予定とのこと。
なるほどと納得した。
公式CG画像の正面と後面。


トミカ『ルナ・クルーザー』の正面と後面。


CGのようにTOYOTAエンブレムやウインカーまでLED化できたらカッコ良さそうだが、ちょっと初心者には敷居が高い。
ならばせめてヘッドライトとテールライトだけでも光らせてみよう、というのが今回の計画になる。
2 LED MODULE キット
初心者にも手軽に使える『MR.HOBBY LEDモジュール』という商品がある。
これを利用して工作していく。
1.LEDユニット
どれがうまく行くか判らないので色々揃えてみた。
まずLEDはチップ型とシェル(砲弾)型の2種類がる。

2.電池BOXユニット
ボタン電池のユニットにはも、CR1220用とCR2032用の2種類がある。
なにが違うかというと、電池の直径と容量。
どちらも電圧3Vの電池だが、CR1220は直径約12mm×厚2.0mmなのに対し、CR2032は直径約20mm×厚3.2mmと大きく、電池容量は6倍ほど多い。
大きいCR2032の方が長く点灯できるのだが、大きな電池がボディ内に収まるかどうかの問題があるので、工作過程で試してみる予定。

3 LEDの種類と方法
ヘッドライト/テールライトを光らせる案は2つある。
1つめ…“チップLED”を各ライト部位に配置する
光らせたい箇所に1つずつチップLEDを貼り付け、直接的に光らせる。
2つめ…“シェル(砲弾)LED”を光源として光ファイバーを各ライトに配る
光らせたい各所に光ファーバー線を導き、1つのLEDでまとめて間接的に光らせる。
4 LED点灯実験
1.チップ型LED点灯実験
改めて今回使うMR.HOBBYの電飾キット。
はんだ付け作業で1球ずつ作り上げても良いが、なるべく手間を省いてサクっと電飾してみたいライト派にはとても便利な商品。

とりあえず、チップLEDがどんな光り方をするのか実験。
『ルナクルーザー』を分解し、下部シャシーのテールライトあたりにチップLEDを貼ってみた。
(孔などは空けていない)

これが予想以上にかなり明るくてビックリ。

指向性がほぼなく拡散するような光り方をし、黒テープを貼ったくらいでは遮光できない。

プラスチックボディをも透過している。
1.6mm×0.8mmの小ささなのにすごい。

このチップLEDをそのまま貼りつけるだけでは光り過ぎ。
つまり光量を抑えるか透けない遮光処理するなど、かなり工夫をしないとキレイな発光にならない。
これはちょっと大変そうな予感がするので、チップの直貼り照明はやめて、間接照明の光ファイバー式でいくことにした。
2.シェル型LED点灯実験
テストに用意したLEDモジュール。
シェル型LED(白)、電池BOXそしてCR2032ボタン電池。

電池ユニットとLEDユニットをそのまま繋いでみた様子。

1)試験用ジョイントの製作
このシェル(砲弾)型LEDの光を電飾用光ファイバーに照射し、ヘッドライトやテールライトを間接的に光らせる仕組みである。
シェル型LEDの直径は呼称通りの3mm。

光ファイバーとシェル型LEDをつなぐための”連結アダプタ”を試作してみる。
使うのはプラスチック製のパイプ。
3mm径のLEDを入れるため、内径3mm(外径は5mm)を用意。

適当な長さの部品を切り出す。

実測では内径3.2mm。

2)試験用光ファイバー点灯
光ファイバーは 三菱レイヨン『エスカ』を使用。
こちらテストに用いた直径1mmΦと0.5mmΦ。


光ファイバーの切断にはカッターナイフを使う。
ハサミやニッパでも簡単に切れるが、切断面をなるべく滑らかにするため。


透明パイプの片方に3mm径LED、もう片方に光ファイバー1mmΦと0.5mmΦを2本ずつ押し込む。

電池BOXのコネクタを差し込み、スイッチON。
光ファイバーは導中は光らず先端(切断面)のみが光る性質があるが、テストでも先端だけが光ってて良い感じに光っている。
これならキレイな配光ができそう。

ボディとシャシーの加工
ここからは光ファイバーの工作。
トミカ『ルナクルーザー』ボディに光ファイバーを通す穴をあけていく。
1 ヘッドライトの穴開け
ボディ上部のキャビン前面にあるシルバー色の部分がヘッドライト。
丸く造形されたシルバー色のライト部分を測ると直径約1.3mmある。

このヘッドライト枠線の部分ギリギリを狙って、ここに1.0mmΦの光ファイバーを通す。
用意するのは同径の1mm径のドリル刃と電動ドリル。
ダイキャスト(鋳造合金)はそれほど硬い金属ではないので、時間をかければ手作業ピンバイスでも穴開けはできると思うが、そこそこボディが分厚いので電動でラクをした。

約1.3mm径の凹窪みに1.0mmの穴を開けるのは正確な作業が求められる。
ボール盤などの道具があれば理想だけど、持ってないので全て手持ち支持。
これがなかなか難義で、少し中心がズレただけでも失敗につながってしまう。

念には念を入れて、ていねいにセンターポンチなどでドリル中心の位置決めをするのだが、それでも孔を開け始めると中心がズレていってしまう。
なかなか難しい。
焦らず、低速回転でゆっくりが基本である。
孔径もいきなり1.0mm径で開けたりせず、0.7mmくらいの下穴から段階的に1.0mmに拡張した方が安全。

下穴が正確に中心に開いていることを確認してから、最終の1.0mm刃を使う。
もし下穴がわずかでも中心からずれていたら、1.0mm径に広げる前に極細のルーター切削ビットなどを用いて、中心を正常に戻す作業を挟むことになる。
が、たいていは修正しきれず失敗に終わる。
中心が偏ってしまうと見苦しくて使えない。
潔く諦めて新しいボディを用意するしかない。(何台も廃車にしてしまった)

ダイキャストの穴開けはほぼ一発勝負! と思った方がよい。

苦労しながらもヘッドライト部の穴開け完了。

1.0mmΦ光ファイバー材を通してみて確認。

2 テールライトの穴開け
グレー色のプラスチック製シャシーにあるテールライト。
縦長の平行四辺形のような特殊なカタチをしている。
長方形の光ファイバーは無かったので、中央にファイバー線を通すことで妥協。
赤いライト部分の造形の凹み幅は約0.5mm。
なので、テールライトには0.5mmΦの光ファイバーを採用。

シャシーの厚みを避けると、上部ぎりぎりなら穴を貫通できそう。

四角いテールライト上端を狙ってドリル刃0.5mmをあてる。
プラスチック相手なので、電動は使わず、手作業ピンバイスでていねいに開孔。

この時、塗装されていたテールライトの赤色塗装がはがれてしまったので、ホビーカラー(赤色)でちょっと修正もしておいた。

ついでにテールライト用の光ファイバーの先を塗っておく。
15cmほどの0.5mmΦ光ファイバーを2本用意、透明レッドで先端をちょっと色付け。

1度では塗料乗りが薄いので、乾燥を待って3回ほど漬け塗り。
テールライトっぽい雰囲気になった。

tomica『LUNAR CRUISER』LEDライトで電飾② へつづく。





