MATTEL『Hot Wheels RC Tesla Roadster』開封│レビュー
Hot WheelsⓇ 1/64 RCカーの第4弾(#4)。
TESLA社の2ドア4人乗りスポーツ“ROADSTER”のHot Wheels RCをレビュー。

#1~#3の過去記事は こちら ➡
HW-RC #1 NISSAN GT-R R35
HW-RC #2 TESLA CYBERTRUCK
HW-RC #3 THE BATMAN BATMOBILE
Hot WheelsⓇ 1/64 RCとは
1 特徴
- ベーシックなHotWheelsと同じ約3インチサイズ
- 2.4GHz帯ラジオコントロール
- 後輪のみを制御する2モーター式
- ブーストボタンで速度アップ
- 床上でもトラックコース上でも走行可能
- 車体にはリチウムポリマー充電池を内蔵
- コントローラ(送信機)が小型 ⇦ ※新機能
- USB-A(5V)端子からRCカーを充電 ⇦ ※新機能
2 車種
本国アメリカでは2020下半期に登場したHot WheelsⓇ 1/64 RC。
これまでに
TESLA Cybertruck、NISSAN GT-R、
DODGE Rodger Challenger、Batmobile、
ARON Wheelz、CHEVROLET Corvette、
Lightyear Buzz’s Truck、Porsche 911 などがリリースされている。
日本では少し遅れて2021年春から数車種が販売中。
Hot WheelsⓇ 1/64 RC TESLA Roadsterの概要
1 開封
1.パッケージ
大きさは(約) 横155mm×217mm×厚70mm (上部のタブ含)

パッケージ裏。

日本語のパッケージというより、英語版にシールしてあるだけ。

2.内容
パッケージ横側から開封。

RCカーとコントローラは中の台紙に固定されている。
新バージョンになって、USB充電ケーブルが付属している。

RCカーは台紙に輪ゴムでとまっている。

タイヤ部分にあるこの透明の輪ゴムを外して取り出す。

裏返すと、コントローラを固定している丸いプラ製のパーツが2つ。

これをまわして送信機を取り出す。

内容品を並べた様子。
トラックレール部品、コントローラ、RCカー、USB充電ケーブル、そして説明書。
まず気づくのは、コントローラが以前のモデルより小さくなっていること。

3.説明書
説明書は日本語。

六面折り(外三つ×十字)。

漢字にはフリガナ入り。

2 概観
1.Roadster RCカー
俯瞰から。

フロントビュー。

リアビュー。

ボディ上面とシャシー裏。

2.コントローラ
1)外観
表面。

裏面。

「ブーストボタン」のあるトップ。

2)前モデルとの違い
前モデルのコントローラより約75%ほどに小型化されている。

前モデルにあったコントローラ内蔵の充電ケーブルも無くなっている。

代わりにUSB-TypeAポートから充電するための専用ケーブルが付属。
旧コントローラに誤接続できないように、コネクタ形状が変更されている。
写真⇩ 左が前コントローラの充電ケーブル、右がRoadster付属の充電ケーブル

3 サイズと重さ
1.Roadster RCカー
全長は約76mm。

ボディ全幅は約30.6mm。

全高は約22mm。

タイヤ外幅は30.5mm。

重さは20.9g。

2.コントローラ
大きさは(約) 横幅110mm×縦79mm。

厚みは54mm。 ※スティック含

本体だけの厚みは37mm。

スティックの丸い部分の直径は19mm。
重さは87g。 ※電池なし

付属しているUSB-Aの充電ケーブル長は約265mm。

Hot WheelsⓇ 1/64 TESLA Roadsterの走行準備
1 コントローラの電池
電池蓋はプラスネジで閉められている。


コントローラ電源には単3電池を2本使用。

2 RCカーの充電
この1/64 Roadsterへの充電は、専用のUSBケーブルで行う。

コネクタは特殊なカタチをしている。

充電する時は、RCカーの電源はスイッチをオフ(O/⚡)に。

PCのUSBポートなど、5V給電があればOK。

説明書にある通り充電時間は約20分。

充電中は、シャシー裏にあるインジケータLED(赤色)がゆっくり点滅。
充電が終われば、点滅から点灯に変わる。 ※しばらく後に消灯する

👉注意
前モデルのコントローラ内蔵ケーブルでこのRoadsterを充電するのはNG。

あえて形状を変え互換性をなくした理由は、誤挿入を避けるためと想われる。
たとえ無理やり無理やり差し込めたとしても、充電は避けるべき。

前モデルでは充電中を示すインジケータもコントローラLEDで兼用されていたが、この点も変更されている。

Hot WheelsⓇ 1/64 Roadsterで遊ぶ
1 コントローラ ON/OFF
中央にある“ペアリングボタン”を短く1回押すと電源ONになる。
OFFにするには”ペアリングボタン”を約2秒以上、長押しする。
または、何もをしない状態が約5分続くと自動的にOFFになる。

2 ペアリング方法
①説明書を読んで手順を確認。

②まずRCカーの電源スイッチをOFFからONにする。

③つづいてコントローラ中央のペアリングボタンを短く1回押す。

④コントローラのインジケータが2回ずつの”点滅”をはじめる

⑤1~2秒でLEDの点滅が”点灯”に変わり、ペアリング完了。

ちなみに・・・
前モデルのコントローラを使ってペアリングしてみたら、リンクできた。
Roadster RCカーの充電には使えないが、コントロールのみなら出来るようだ。

3 Roadster 走行テスト
まず走らせてみた感想。
直線カっ飛びは相変わらずの速さ、そして&左右スティックのみだと超高速スピン。
クルマ自体の”クセ”は受け継がれているようだ。

写真⇧ ビニルフローリング上
でも全然曲がってくれないNISSAN GT-Rに比べると、オーバーステア癖がやや控えめに感じる、なんとなくだが。
何か違うのかよく観察してみると・・・
NISSAN GT-Rに比べて、TESLA Roadsterの前輪のサイズが変更されている。
直径で約0.6mm、幅で約0.3mmのサイズUP。
わずか1mm未満の数字でも、1/64の小さなミニカーにはそこそこ大きな差。
ひと周り大きくなったフロントタイヤが接地抵抗を増やし、超オーバーステア対策になっているのかも?知れない。

まとめ
4台めになるHot WheelsⓇ 1/64 RC TESLA Roadster。
シャシーや基板、タイヤの大きさが各車で違っていて、それがクルマごとの個性(クセ)になっている感もある。
このRoadsterに至っては充電方式を、「送信機ケーブル経由」から「USBケーブル経由」に変更されている。
これは実は大きな改良点。
旧型はフル充電10回ちょっとで送信機の単三乾電池が無くなっていたことを思うと(充電がUSB経由になったことで)送信機の電池寿命はかなり伸びていると思う。
実際に中身はどう変わったのか?
次回『ホットウィールRC 1/64 TESLA ロードスター 中身│分解』で探る。







